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俺の能力、便意操作なんだが  作者: ぬふへほ
如月美琴の過去
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夢から覚めたのよ

ママとおじちゃんの家に入る、もう暗くなって何も見えないからママが電気をつけた


おじちゃんの家だけどおじちゃんがいないこの状況はなんだか部屋まで暗くさせてるようだった


「美琴、ママちょっと荷物まとめるから、美琴も自分のものまとめなさい。もう大丈夫だからあたし達の家に帰るわよ」


そう言われて「はーい」と返事をしたが

目の前に大きい紙袋をみつけ、おじちゃんのことを思ってた


「あー、それ健一くんが言ってたやつね。美琴にだってさ。開けてみなさい」


ママにそう言われて大きい紙袋を開けてみた


中にはキリンやゾウ、ライオン、などの沢山の動物のぬいぐるみが入っていた


「健一くんが連れて行ってくれるまで我慢しようね…」


そう言ったママにコクンと頷いた


涙が溢れてきて

「おじちゃんありがとう」

と言って泣いた


「それ、健一くんにちゃんと言ってあげなさい」


そう言ったママの目からも涙が流れた





「美琴ー!おーい美琴ー!」


あっ、おじちゃ…お父さんの声がする



「美琴ー!!起きてるー!?」


あたしはハッと目が覚めた


あたしは周りを見渡すと見慣れた自分の部屋

広い部屋にたくさんの動物のぬいぐるみ



あー、また昔のことを夢でみたのか…

悪夢でもあり温かくもある夢


「おーい、美琴ってー!!」


ドアの外でお父さんの声が聞こえる


「はいはーい、起きてる!準備したら下行く!」


「今日から高校生だろー!?遅刻するぞー」


「んもう!わかってるって」


あたしは慌てて顔を洗いにいき、部屋に戻ってウサギのパジャマを脱ぐ

そして制服に着替えると下に降りた


いつものようにお父さんが朝食を作ってくれてる


「美琴ー、そろそろ自分で起きれるようにならないとね…」


「起きてたの!起きてボーッとしてただけ」


「ふーん」


「今日ママは?戻ってくる?」


「うん。もう少しでこっち着くから入学式には間に合うってさ」


「一カ月ぶりくらいだっけ?」


「うん、そうだね。あ、今日の夜なに食べたい?3人で外食でもする?」


「あたしは遠慮するから久しぶりにママと夜のデートしてきなよ」


「み、美琴!そんな気を使って!!ありがとうございます!!!」


「ハハハ!朝帰りしてきてもいいよー」


「こら!あんまりからかうなよ!でもありがとうございます!!!」


「だからさ、あたしの晩ご飯だけ作ってから出かけてね」


お父さんはまたかというような顔をして


「なんとなくわかるけど、何を作ればいいの?」

と聞いてきた


あたしはニッコリ笑って

「オムライス!!!」

と言った




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