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俺の能力、便意操作なんだが  作者: ぬふへほ
柊晴翔と如月美琴4
309/365

次の日の朝なんだが

なんだろう…


いい匂いがするし、すごく心地よい…


ここは天国なのか?


なにかの温かさに包まれてるみたいだ…


小鳥のさえずりも聞こえる…………



ん?

俺は目を開けた


寝てたのか…

あれ?ここは…


俺は横を向くと、そこには天使が寝ていた


え?まさか本当に天国に来たんじゃ…


寝ぼけまなこでよく見てみると、天使じゃなくて如月だった


如月はスースー寝息を立てている


つか、寝てるときですら美しいって凄いな

マジで天使より美しいんじゃないか?


……って、そうだ!

昨日…俺は如月と…


俺の顔が熱くなっていくのがわかった


「んっ…」


如月は寝ながら少し声を出し、ゆっくり目を開けた


そして俺と目が合う


「お、おはよう…」


俺がそう言うと、如月の顔がどんどん赤くなった


そしていきなりガバッと立ち上がりながら


「ちょ、ちょっと!起きてたなら起こしなさいよ!」


と言った


立ち上がった如月を見て、俺の目玉は飛び出そうになった


如月は生まれたままの姿で立ち上がってたからだ


昨日の夜、うっすらと暗闇の中では見えていたが、カーテンの隙間から光が入ってきてて、今は部屋の中も明るい


俺の顔を見た如月はゆっくりと、下を向く


全裸に気づいた如月は、さらに顔が赤くなっていった


「きゃぁぁぁぁ!!!」


如月は叫んで、毛布を剥ぎ取り、すぐに包まった


「あっち向け!!バカ!!!」


俺は言われた通りに如月に背を向ける


「絶対こっち振り向かないで!見たら許さないから!」


「お、おう」


「もう…最悪…」


そう言いながら服を着ているのか、ベッドがギシギシ軋んでいた


「ってか、アンタも服着てないじゃん…。早く着てよ…」


「お、おう…」


俺は、目の前に脱ぎ捨てられた自分の服を取り、後ろを振り向かないように服を着た


2人とも服を着ると如月がタオルを渡してくる


「顔洗いにいくわよ」


「お、おう」


つか俺、"おう"しか言ってねぇな


二階の洗面台につくと、如月が洗面台の下のドアをあけて新品の歯ブラシも渡してきた


2人で顔を洗ったあと、歯を磨く


「つかアンタ…、あたしの裸見たわよね?」


「い、一瞬だったし…、部屋に差し込んだ光が眩しくて、ちゃんと見えてねぇよ」


「ふーん…。ならいいけど…。ね、寝顔は?ずっと見てたでしょ?」


「いや、起きてすぐに如月も起きたから…寝顔はホントに見てない」


「寝顔"は"ってなによ!やっぱり裸見たんじゃない!!」


「違う!これは言葉のアヤで…」


「まぁいいけど…」


横目で如月を見ると、まだ顔が赤かった


2人で歯磨きが終わるとリビングに行く


「朝ご飯トーストでいい?」


そう言いながら如月は食パンをトースターに入れる


「お、おう。サンキュー」


「ホントはもっと早起きしてちゃんとした朝ご飯作ろうと思ったんだけど……」


「そうなのか?」


「そうよ!でも寝ようとするたびにアンタが……!」


如月はまた顔を真っ赤にした


「だ、だってさ…。あんなの夢のようなことだし、最初はあっという間に俺が…」


「言わなくていい!!バカじゃないの!?」


「で、でもさ…。最後の方は俺、結構頑張れたよな!?」


「し、知らないわよバカ!!!」


そう言って如月は俺の腕を殴ってきた


「イテッ」


「サルよ!やっぱりママの言った通りサルみたいに求めてきてたわね!」


たしかに…

俺も経験してみてわかった


これはサルになるわ

何度も求めない男なんているわけない


神様はとんでもないものを造った


これはまさに"禁断の果実"だ


脳が溶けてバカになり、もうそのことしか考えられなくなる


顔を膨らませて怒ってる如月を見ても

昨日のことを思い出して脳が溶けそうになる


聞いたことのない如月の声

匂い、温もり、柔らかさ


ヤバいな…

たしかに俺はサルだ…








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