如月のお父さん登場なんだが
無事予約してたケーキも買い、なんだか上機嫌の如月美琴
まぁ、なんだかんだで楽しかった
もう終わりかぁとシミジミしてると
如月美琴は少し考えて俺にこう言った
「あんた…ウチくる?」
!?!?!?
「わ、技の名前決めようって言ってたし!それにせっかくだからあんたもあたしのお父さん祝ってよ」
俺は何も言えずコクコクコクと頷いた
こんなことがあるのか!
あの如月美琴の家に行けるとは
「言っとくけど、ちょっとでも変な行動したらぶっ飛ばすからな」
そんなのどうでもいい。コクコクコクと頷いた
もう人生のピークなのかもしれない
明日死ぬかもしれない
それでも関係ねぇ、俺は如月美琴の家に行く
如月美琴の家は隣町だそうでショッピングモールからバスに乗る
バスを降りると住宅街を少し歩く
てかここの住宅街ってどの家も大きい
そしてそのなかでも特に大きい立派な家の前に着いた
まさか…
「ここがあたしの家よ」
やっぱり!ぎょえあええあええ
なんで美人キャラの家はどこも金持ちなんだよぉぉぉぉ!!
もっと設定ひねれよ!!
てか俺の家の3倍はでけえぞ
「なに騒いでんのよ!近所迷惑でしょ!さっさとこっちこい」
心の声が漏れてたか
如月美琴が玄関の大きい扉を開けると
「ただいまー」
と言った
「美琴ー!」
男の人の声が聞こえる
そうか、お父さん仕事してないって言ってたな
男の人の声が近づいてくる
緊張してきた。いきなり如月のお父さんと会うなんて
そして目の前にお父さんらしき人が
「美琴ぉぉぉ!おかえりー!って誰だ貴様!!」
うお!睨まれてる
挨拶しなきゃ
「あ、あのはじめまし…」
言いかけの途中で
「帰れぇぇぇぇぇ!」
えぇえええ!?
全力で拒否られた!!!
「ちょっとお父さん、あたしの友達なんだけど」
「美琴ぉ…美琴が男を連れてくるなんて…(泣)」
「べ、別に友達だし…普通でしょ!普通」
「普通男なんて連れてこないよ!お父さん男キライ。女がいい」
「もう、うっさい!それにお父さんの誕生日を一緒に祝おうときてくれたのよ」
「え?そ、そうなのか?ゴホン!それは大変失礼した。わざわざきてくれてありがとう。それじゃあ気をつけて帰ってくれ」
「お父さん!!」
「だってだって絶対下心あるじゃん!そんな顔じゃん!」
ムカッ!
なんだよこのオッサン!!
俺はムカついて、つい如月のお父さんの便意レベルを上げてしまった
「うぐぅ……お、お父さん、ちょっとトイレ…」
そう言って如月のお父さんは走っていなくなった
「あんた使った?」
そう聞いてくる如月美琴
「す、すまん…つい」
と答えると
「いや…ナイス」
そう言って親指を立ててグッドしてきた
なんだよここの家
すげぇ変なお父さん!全然如月美琴と似てねぇ