表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の能力、便意操作なんだが  作者: ぬふへほ
柊晴翔と如月美琴
10/31

やっぱりバカなんだが

少し待ってると逃げずに出てきた犯人


ここはまだ生徒が残ってるからと近くの公園に行くことになった


公園につくと如月美琴は

「んで?お前の名前は?嘘つくなよ」

と言った


「僕は栗山大吉くりやまだいきちです。あ、3年C組です」


「栗山先輩さぁ、女の子の下着盗んじゃダメでしょー!?犯罪だよ!?」

如月美琴が凄む


「ごめんなさい、ごめんなさい!」


「んで栗山先輩の能力ってテレポートだよねぇ?」


「は、はい…今日の午後先生から荷物を運ぶように頼まれて、そのときプールの授業があるのを知って、つい魔がさしたというか…」


「いやいや、そういうのをききたいわけじゃないんだよ。栗山先輩のテレポートってどのくらいの距離できるの?」


「あ、あぁ僕のテレポートは少ししか移動できなくて、たぶん10mくらい…」


「だよねぇだよねぇ!例えばさ1階から2階とか2階から1階にとかはできるの?」


「いやぁ、なぜかそれはできないんですよ。上下にはいけないですね」


「ほらほらやっぱりぃ!な?な?すごいでしょ?」

そう言って俺を見てくる


さっきまでの冷静な如月美琴はどこいったんだよ!!


「わかったわかった。すごいすごい。それで?どうするの?」

と俺が聞くと


「え?燃やすって言ったじゃん」

と如月美琴は言った


えええええ!?

マジで燃やすつもりだったんか!

怖い怖いよこの人


栗山大吉を見ると恐怖で震えていた



「ん?あぁ、燃やすって先輩のことじゃないよ?返してもらった下着」

そういってカバンをポンポンと叩く


ビビったぁぁ


「栗山先輩はもういいよ。でももう絶対こういうことしちゃダメだよ?能力だって良い事に使ってね」

そう言ってニッコリ笑う如月美琴

いつもの天使の如月美琴だ


「せっかく返してもらったのに燃やすのか?」

そう俺が言う


もったいねぇ…燃やすくらいなら俺にくれよ


「だって何に使われたかわかんないんだよ?さすがに嫌だよ、お気に入りだったけど仕方ないよ」


まぁたしかにと思ったら


「なににも使ってません!最初盗るときも躊躇ったんですけど、でも如月さんのだしと思って盗みました!でも見れば見るたびに萎えるというかなんというか」と栗山先輩がそう言った


「な、な、萎える?あたしの下着をみて萎える?」

如月美琴がプルプルしてる

怖いよぉ


「はい、だってウサギのイラストが描いてる下着、子供っぽくて無理ですよ。興奮できませんよ!だから安心してください。ほんとに使ってません」


う、う、ウサちゃん???

如月美琴のお気に入りの下着はウサギさん!?

たしかにそれは無理だ!いくら如月美琴でもって…

あわあわあわ…に、逃げて栗山先輩!!


ドゴォォォォ



あぁ…栗山先輩もバカだ(泣)


バイバイ栗山先輩、そこまで嫌いじゃなかったぜ



プルプル怒りで震えている如月美琴に

たぶん読者のみんなが気になってるであろうことを俺が聞くしかない


「なぁ如月」


「なによ」


「下着が盗まれたってことは、今お前ノーブラノーパ…

そこまで言いかけたとき如月美琴の拳が目の前に見えた


やっほー栗山先輩。いまからそっちいくわ


ドゴォォォォォォォォォ



なんにせよ、一件落着だ!!




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ