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第95話 適材適所とライトの危機?

僕は今寮の自室で頭を悩ませていた。


今回叙爵に当たり割譲された領地。

正直放っておいても元々いた監督者がいる訳で。


僕が口を出さなくてもいいのだけれど。

でも『態々僕に割譲したと』いう事は、きっと理由があるはずだった。


思い起こされる、かつてロキラス公爵が言った言葉。


『せいぜい気を引き締めておくのだな』


うん。


今まで僕はかなり迂闊だったけど。

今回はそのままじゃいけない気がする。


「…まずは法律かな…」


実はハイネルド地方。

余りにも広大で、王家ですら完全な掌握が出来ていなかった。


それをいいことに好き勝手やっていた貴族連中がいて。

かなりの金額が他国に流れていたんだよね。


国の生命線である食糧庫である重要な領地。

万が一他国に奪われてしまえば大きな戦乱のきっかけとなってしまう。


まあこれは、あくまでも想像だ。

すでに異星の脅威を共有したこの世界。


しかしバカはどこにでもいる訳で。


出来れば強制力のある力が必要だった。


そんな中今回見つけた『自称勇者カイザルド』さん。

都合の良い事に彼は決まり事を守らせるスキル『正義の御印』を持っていた。


きっとあのクソじじいのアシストというか策略なのだろうけど。

取り敢えず害のある事ではない。


せいぜい利用させてもらおう。



※※※※※



「と言う事ですのでカイザルドさん。領主秘書官筆頭をお願いします」

「…は?」


うんうん。

まさに適材適所。


ちゃんとお給料も払いますからね。

心配しないでね!


色々説明が面倒なので、僕はスキルで彼、カイザルドさんとのパスを構築し付与した。

これでいちいち言わなくても勝手に理解してくれるだろう。


「あ、あの、ライト様?…それは強制ですか?」

「うん?いやなら断ってもいいけどさ。カイザルドさん適任なんだよね。特にスキル『正義に御印』…まさにあなたにふさわしいスキルなんだよね」


「それなんだがな…なぜか自分では…うおっ?!…ぐあああっ?!」


あー。

今情報の流入始まったのかな?


頭抱えちゃってるしね。

僕はお茶を飲みながら、目の前で蹲り苦しんでいるカイザルドさんを見つめていたんだ。



※※※※※



「是非わたくしにやらせて下さい!」


うん。

そう言うと思ったよ?


何故かキラキラした瞳で使命に燃えているカイザルドさん。

スキル『正義の御印』


それは彼の思い描く、希望のスキルだった。


「法律の制定、任せていただいても?」


「あー、うん。一応原案あるからさ。カイザルドさんが見ておかしい物は変えていいからね。できたら教えてくれる?」


「はっ。このカイザルドにお任せください」


一応断っておくけど、精神干渉とかしていないからね?


元々彼は正義の人。

そして前世でそれを踏みにじられ、苦悩していた人だ。


転生特典として得た力。

完全に理解した今、それを使わないということはあり得なかった。


それに彼のスキル。

実は効果範囲の設定が複雑だった。


何はともあれこれで広大なハイネルド地方の治安は完璧になることだろう。



※※※※※



カイザルドさんを任命(丸投げと言う)、転移で総領事館へと連れて行った僕。

ほっと自室で息を吐きだした。


正直最近の僕は働きすぎだ。

そんな思いが脳をよぎり、僕はベッドに転がった。


「…ふああ…なんか眠くなってきた…ちょっと寝ようかな」


思えば一人でゆっくりできるのは久しぶりだ。

目を閉じ微睡み始めていた。



※※※※※



…気持ちいい…

なんか優しい香りと…心ひく感触…


…うん…

………っ!?はっ?


「…んふふ♡…ライト可愛い♡…ちゅっ…ちゅっ…♡」


ベッドで寝落ちしていた僕に覆いかぶさり、可愛らしい唇で僕のほっぺにキスを落としているニニャ。


しかも何故か下着姿?


思わず僕は飛び起きてしまう。


「あんっ♡…もう。ライトったら…」

「に、ニニャ?き、君、いったい…っ!?あうっ!?」


生理現象。


夢見心地で可愛くて大好きなニニャに『色々とされていた』僕の一部が激しく反応。

立派なテントを張っていた。


何故かうっとりとした、それでいて色気を纏う瞳でそこをガン見しているニニャ。

触れようとそっと手を伸ばす。


「なあっ?!…うあ、ちょっ、ちょっと、…だ、だめええーー!!」


どうにかかわそうと、押しのける僕。

取っ組み合いのような状況、ますます僕の心臓は激しく脈を打つ。


「はあはあ。観念しなさい♡…ライトの初めて…ふふっ」


何故か押し倒され、怪しくニニャの瞳が光る。



やばいやばいやばい!??



突然寝室を覆いつくす絶対零度の魔力。


「…ニニャ?!…何しているのかしら?」


顔に青筋を張り付け、ニニャの首ねっこを掴み上げるティア。


「むう。邪魔が入ったわね!」


…助かった。

危なかった。



既に『男性機能』を有している僕。

その後こっそりと大海原に転移し、人知れず『お世話になったこと』は言うまでもない。



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