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ありさのぼーけん  作者: ありすー☆
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1章〜ね、ネコになっちゃった!?〜後編

「そんなに猫を撫でたいんだったらいいぜ、猫を召喚してやるぜ!」


「「「「「え??????」」」」」


「誰か、なんちゃらこんちゃら召喚するとか言いました?」


全員が首を横に振る。

ま、まぁ、幻聴かな…きっとそうだよね!だって普通に考えて召喚なんてゲームとか小説とか漫画とかでしかできないしさ!


全員が黙っていると、いきなり丈が光り出した!


「ふひゃっ!?」


「丈!?」


訳も分からず変な声を出してしまう。


「うわぁぁぁぁぁぁぁー」


丈が叫び始める。


「あぁぁぁぁぁぁ………」


丈の声が途切れる。と、光が止まり、そこから、なんと猫が出てきた。

ちなみに今、猫は朱里が持っている。

ん?朱里さんが猫を持ってる?え?じゃぁこの…猫は?何?え?

私が困惑していると、光っていた所に現れた猫が私の足元に寄ってくる。


「みゃーにゃにゃー」


と、私の足元で鳴いている。

なにか…を伝えたい…のかな?…もう…色々ありすぎて何が何だか分からなくなってきたけど…。


「……どうします?」


「まぁ、この猫、可愛いし…皆で撫でればいいでしょ!」


「そうですね、光も賛成です!」


「うん、私も賛成かな」


どうせ子供だけじゃ何もできないし、母が後数時間で帰ってくるからその時に色々やろう。

そう思っていたんだよ、最初は、そう、最初は!だって、後であんなことが起きると思わないじゃん!

あ ん な ことが!

次回、誰かしー

待て待て、やめろ、私の脳内。ていうか次回に関しては叩かれそうなんだが。まぁいいか、きっと分かる人も少ないだろう。…大丈夫だよな?

そう思っていたら、今度は朱里さんが光出したり…しないよな?

そんな感じでふざけ度Maxで現実逃避していたら、なんと急に朱里が青白く光りだす!

…って、本当に光だしたぁぁぁぁぁぁ!??!?


「うわっ!?あ、朱里さん!?」


「あ、ああ、朱里さん!」


「うん?どうした?光さん、それに結虹さんまで。」


「か、体見てみて…光ってる…よ」


「えっ!」


朱里が急いで自分を見始める、色んな場所を触る、でも、光は止まらない。逆にどんどん光は増していく

あっこれもう手遅れだ…光はやまないんだ…

もういっそのこと現実逃避しようかな、てかこの場所から逃げようかな、そっちの方が楽そうだし。

わー光ってるあははははははははーー

ありさの知能が5になった!


ーー待ってください!まだ現実逃避はしてはなりません!ありさには目の前の人を助け、悪を滅する力があるのです!


いきなり、何か聞こえてきた!どうやら自分の脳内に直接聞こえてきているようだ!

知能5になってるやつにそんなこと言われても…

ありさの知能が元に戻った!

ていうか貴方誰ですか…いきなり心に語り掛ける?みたいな…そんな…ゲームとか漫画とか小説とかなろう系でよくある感じの!(偏見)


ーー私はこの地球の創立者、エルメル・ウイエールです


なんか、すごい名前ですね…ゲームとかで探したらNPCの名前でいそう。知らんけど


ーーそういえば、よく驚きませんね、私が行きなり脳内に語り掛けてきたというのに


いや、だって…もう…既に色々あったので…体光って消えて…というか、神様なんですね、結局何が言いたいんですか


ーーこの世界は段々と闇にのまれーー


いや、そういうのいいから、結局なにすればいいんですか


ーー…この部屋の何処かに悪の魔法使いがおります、そして貴方にはその魔法使いを倒せるだけの力があります。なのでその悪の魔法使いを倒し、仲間を助けなさい。


あの、魔法使いて、もう…いや、もういいや、考えないでおこう。それで、その魔法使いとやらに一回拳を打ち込めばいいのでしょうか


ーー…倒れるまで打ち込みなさい、そうすれば悪は倒れ、光が差し込むでしょう


何かが消えたような感じがした!

その時、朱里がまばゆい光に包まれた。

光が止んだ、案の定、朱里は居なくなっていた。代わりに自分が飼っている猫と見知らぬ猫がいた。

また、人が消えた、もう、目の前の増えた猫が朱里さんと丈なんじゃ…

光と結虹を見ると、あっけにとられた顔をして棒立ち状態になっていた、どうやらいつの間にか立っていたようだ。

そういえば、なんか、この部屋のどっかになんか不法侵入者がいるとか聞いたな、まぁ、あれ多分自分の妄想だろうけど、まぁそうなるとだいぶ凝った妄想になるけどね…

そう考えながらも部屋の隅々を見ていく。机、椅子、棚、テレビ、壁。何もないはず、そう思いながらも見ていく。でも何もない、そう思っていた。ーのだが

 壁が少し移動?したように感じた。いや、壁が移動ってどういうこと。その移動した?壁に近づく。


「あれ、ここ壁紙のつなぎ目あってない」


思わず口にしてしまった。なんで言ってしまったんだ、自分。ま、光さん達はまだ動いてないし…まだ状況が把握できていないのだろう。そのうち動くだろうし、そっちは放置ね。

ま、つなぎ目ずれてるってことはなんかあるだろ…この家新築だし、壁紙張り替えたことないし。

ずれている所の壁紙を思いっきり引っ張る!。と、なんと横穴が出来ていた。

いやおかしいだろ、この隣普通に家あるんですけど。後今思ったけど壁紙って別にずれてるのが普通のような…。まぁいいや。

少し覗くと、横穴の中は紫色で、どこまでも続いている気がする。そして人らしき何かが見える。

一応異空間らしき所に行く前に光さんと結虹さんが復活してるかどうか確認しよう


「光さん、結虹さん、生き…いえ、起きてますか?」


「「………」」


どぉーやらまぁーだ状況整理できてないみたいだね、これだから小学生は……まぁ、自分も小学生だけどね。あはは。

さて、そんなことはいいんだ。そんなことはいいんだよ。…行くか、あの謎の空間に。

私は謎の異空間に行くために歩き出したのだったぁー


ーーーー移動中ーーーー


あの謎の空間にたどり着く。少し歩くと先程見えた人が居た。


「フハハ。来たか!聖人よ!」


なんだこいつなんかのアニメの見過ぎか?いきなり知らない人を聖人とか…頭狂ってるのかな、というか狂ったんだな。


私は気を取り直して彼に話しかけることにした。


「え、えと、貴方は誰でしょうか?」

 

「俺か?俺の名前は結虹マホ・ウ・ザコイルだ!お前を倒す名前だー、覚えておきやがれ!」


…魔法雑魚?後それに居る?…魔法が雑魚のやつが居るっていうことか。多分。…そんな納得していいのかあれだけど。いやぁ、なんで本人気づいてないんだ。親からやっべぇ名前もらってるぞ。ていうか、やっぱりアニメの見すぎだろ、お前を倒す名前だーって…。まぁ、きっとこいつがさっきの妄想神が言っていた魔法使い野郎だろう。さっさとぶちのめしてリビングで棒立ちになってる人たち家に返してゲームやろ。まぁ、ぶっ飛ばす前に先に色々聞くか。取り合えず聖人について聞こう。


「あ、あの、聖人…とは?どういうことでしょうか。私は聖人と呼ばれるほどいい人でもないのですが。」


「は、はぁ?何を言っているんだ、お前からは聖なる気を感じるぞ。絶対嘘だろ」


なんすかその気、馬鹿げてますね。私、ネットでは暴言吐きまくるやっべえ奴なんですけど。いや、気てなんや。気て。


「あ、あと、お前を倒す名前だーって、なんで私を倒す前提なんですか…?」


「俺はこの地球からお前みたいな聖なる気を倒すのが使命だからだ!」


え、ここゲームの世界ですか?使命とか、聖なる気とか、倒すとか!倒すって、普通に暴行…ここはゲームの世界でも漫画の世界でも小説でもないんですよ??

馬鹿げていやがる…(声低い男よせ)

取り合えず次は使命…についてかな、なんか聞いたら聞けないかな、重要な、なんかとか。


「は、はぁ、使命、ですか、そうですか。え、えと、私を倒す目的は何ですか!」


「この世界を混沌と絶望で世界征服をするためだ!お前みたいな聖なる気が消えないと少しでも光の軍団が増えちまうからな、今消さないと計画に大きな損失が出てしまうかもしれないからだ!全てはdiablo(悪魔)様の為に!。」


誰だよディアボロって、ていうか私英語無理!わかんない!ディアボロって何!?まぁいいや。

てか本当に馬鹿だ…。いきなり混沌とか絶望とか…。やっぱここゲームの世界かな?。

…決めた。正直に----


「なんだよディアボロとか混沌とか絶望とか世界征服とか聖なる気とか私を倒す名前とか、え、何、中二病特化しちゃった人ですか!?」


思いっきり言ってやったよ!さあ、何と答える!


「中二病ってなんだ?」


こいつ分かってなかったぁぁぁ…馬鹿正直に教えるのもあれだけど、教えてみるか。


「中二病とは、中学2年生頃の思春期に見られる、背伸びしがちな言動を自虐する語。自己愛に満ちた空想や嗜好などを揶揄したネットスラングのことよ。」


どぉーだ、ぐーべるせんせーに教えてもらったんだからあってるわよ!


「…よく分からんしさっさと倒すのみ!」


こいつ日本語通じないんだな。うん、あ き ら め る か

ありさは、何故か手に持っていた箒を装備した!


マホ・ウ・ザコイル(以下ザコイル)が背中に付いていた?星に棒を付けた感じのステッキを手に持ち、掲げる。


「ハァッ、『火矢(ひや)』!」


そう唱えるとザコイルの頭上に10本の火を纏った矢が出てき、ありさを目掛けて飛んできた!


「うわあ!絶対当たったら死ぬじゃん!…けどこれくらいだったら…!」


当たらないように横に飛び避けていく。幸い避けれるほどの速度なので簡単に避けれた。

私はザコイルを目掛けて手に持った箒を構える。


「死ね…!」


そう呟きながらも放った箒は見事にザコイルの頭にクリーンヒットし…!


「うわぁっぁぁぁぁっぁぁ!」


そう叫びながら倒れた!ありさの勝ち!

いっや、よっわ


「くそっ…次会った時は百倍返ししてやるよ!転移!『Lers(レルス)』!」


そう叫ぶといきなりザコイルが光出し、砂のように溶けた。

それと同時に、外からありさを呼ぶ声や丈、朱里の声が聞こえてくる。そしてこの空間が揺れ、崩壊しだす。


「あ、これ早く出ないと終わるやつだ。帰るぞー」


ーーー・一章終わり・ーーー

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