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小鳥遊君の恋愛事情  作者: 林檎落万有
1/2

最悪の出会い??

どうも林檎です。




 「では、ここの・・テスト出ます・・覚えておく・・に、」

キーンコーンカーンコーン






個人的に苦手な数学の授業を安眠bgmに、チャイムを目覚まし代わりにして目が覚めた。

最近の授業はほぼ寝ている、、







 中学3年生の最後あたりから勉強はしていない。

それまでは常に成績上位、と言う話を今更しても仕方がないだろうし、つける薬もないだろう。




 ・・帰りの会・・




「じゃあもうすぐテストだから勉強する事、それと小鳥遊はこの後私の所に来るように!!」

  


「げぇっ!俺じゃん」






つい声に出てしまった。なんだ?、、最近は何もやらかしてないはずなんだが?






「先生、なんでしょう??もしかして昨日こたつの電気つけっぱなしにして寝たのキレてます??」





ちょいとジャブがわりのジョークを挟んでみる




「なんで私が君と同棲してる世界線の呼び出しだと思っているんだ??、小鳥遊奏(たかなしみなと)君?君はなんでも最近授業を受ける気がないそうじゃないか?」

いいツッコミのカウンターをもらった。





「う、その事ですか、、目が書いてあるアイマスクで誤魔化せてると思ったんですけどね」






「君はまた減らず口を、黙っていれば結構可愛い顔してると言うのに、そしてそんなもので騙されるのはギャグ漫画だけだ」


やばい全部ツッこんでくれるの楽しい。





「ははっ、そうですね、以後気をつけます。」




「それはそうと。君はなんで高校生になって不真面目になったんだい?中学の頃は秀才と言っても差し支えない成績だったそうじゃないか??」




俺が一番色々な意味で突っ込まれたくないとこを質問してくる。


こーゆー意味でこの菊花(きくはな)先生は油断できない。

若くて可愛いとは思うが




「勉強なんて辛い思いしてやった所でマイナスにしかならないって気づいただけです。それでは、」





嘘と本当を織り交ぜつつそそくさと教室の出口に向かう。






「まだ話は終わってないんだが??あっ、こら!」





最短距離で教室から昇降口へ、そして帰路へつく

その間、わずか一行(秒ではなくて行なので正しいはず




「ふぃー、ひどい目にあったぜ、(自分のせい)」



コンビニでも寄って帰るか、、久々に人と話して疲れたし甘いものでも買おう。





「なぁ、いいだろ??」



「やめてくれないですか?急いでるし」






「いいじゃんどーせ軽く見られたくないとかで

本当は誘ってるでしょ?見た目ギャルだしw」





「は?何言ってるんですか?キレますよ?」





「いいじゃん!!wあれ?お前何見てんの??文句あるわけー?彼氏君??」

  




俺が見てるのバレるまで約20秒

テンプレかよ






チャラそうなガタイのいい男にギャルがナンパされている

この一言で大体分かるよな??

俺は今ラブコメの1話目みたいな状況にいるわけだ

相当レアだぞこれ、、






こうなりゃやることは一つだよな??





「勝てない勝負はしない主義なんだ俺は!!逃げろー!!」




全速力で回れ右して逃げ出した、、俺が何倍もガタイの良さそうな男に喧嘩で勝てるわけがないのだ、ボコられて終わり終わり

 


勝てない勝負はしない主義最高。



  



ギャルは呆然としているし。男に至っては笑っている。


だが俺は怖いから逃げたんじゃない、

「必要だから」逃げたんだ


「いやそれはw普通女の子見捨てて逃げるとかないっしょw」


「、、、」


「さーて、、どうする??とりあえずラブホでも行く??

お金ならだすからさ!!」




「い、嫌です、」


「お、これは押せば行けそうな感じかなー??

お願い行こうよーw」





「お前まだやってたのかよ、、そろそろキモいぞ??」


「なっ?誰だ!」


「そろそろ身の丈考えろって、、そんなに断られても押せるメンタルあるなら自己啓発本書けるだろ」


俺は今有利な状況にいるのでボロクソ言ってやる




「さっきはビクビクして逃げ出したくせに今更何しにきたんだよ??お前勝てない勝負はしない主義なんじゃなかったのか??」




やれやれ、こいつはまだ自分が詰みな事に気づいてないらしいな





「勝てない勝負はしないが、勝てる勝負はノリノリでする男ですよ、俺は」




男が拳を振り上げる



「かっこいいねぇ?wじゃあ遠慮なく!!っ!?」


チャラ男の殴る手が止まった、当然だ、こういう奴に効果抜群のお方を呼んだのだから、、



「君、さっきから何をしているのかな?」



俺が情けない演技までしたのはこの人を呼びに行った事に気づかせないためでもある。


   警察だ


「う、なんでもないですよぉ、。」


「署まで来てもらおうか、、」


「うわぁ、嫌だぁ!!」

赤子のようにぐずる男を連れて行ってもらった。




「ふぅ、これで一安心、おい、大丈夫か?」



その女子に目を向ける。ここら辺の学校だろうか??見たことがない。





見た目はめちゃくちゃギャル、だけどメイクが濃すぎるわけでもなく整った顔立ちをしているし、特にその白い肌がいわゆる白ギャルとやらを連想させる。





怖くて喋れなかったりしないだろうか?

その俺の心配は杞憂に終わった。


「この意気地なし!!死ね!!」



これが彼女の第一声だった。















難しいですよね、、こんなキャラ出して欲しいみたいなリクエストあればください。モチベが上がると質が上がるよ、、つまり応援して

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