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三八三年 明の十七日

 朝からアリーに誘われて、アリーとお兄ちゃんの手合わせを見せてもらうことになった。

 アリーは強いって言ってたけど、お兄ちゃんはどうなんだろ? お父さんに教わったり、訓練に出たりしてるけど、ねぇ?

 そう思ってたら! お兄ちゃん、あんなに動けるんだって知らなかったよ?

 まぁアリーはもっとすごかったけど。

 お兄ちゃん吹っ飛んでたもん。女の人でもあんなに強くなれるんだ!

 アリーってすごいんだね!



 そのあと、力がなくてもできるからって言って、アリーが私とククルにも教えてくれた。

 手首を掴まれたら引き抜くんじゃなくて、くるんってして振り切るんだって。

 三人で練習するのは上手くいったけど、もしホントに掴まれたときってこんなふうに動けるかな?

 今度お兄ちゃんにしてもらって試してみようっと。



 アリーは食堂を手伝ってくれてるし、泊まるのもククルの家だから、あんまり宿には用事がないんだけど。

 何だかんだいって、顔を出してくれる。

 今日はお昼過ぎに来るお客さんが落ち着いた頃に、ククルのお菓子を持ってきてくれた。

 多分そんなに忙しくない時間をお兄ちゃんに聞いてくれてるんだろうな。

「一緒に食べましょ!」

 アリーは嬉しそうに、にっこり笑って誘ってくれる。

 こんなに大人っぽくて美人なのに。話すとかわいいとかってどうなの?

 それでいて強いんだよ?

 すごいよね?

 所謂護身術、ですが。

 本当に、咄嗟に予定した動きをするというのは難しいと思います…。

 レム、アリー大好きですね。

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冬野ほたる様 作
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