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三八三年 雨の五十日

 朝に帰るっていうアリーとロイ。今日も四人で朝食を食べてたみたい。

 ロイが戻ってきたときに、アリーも一緒に来てくれた。

「またすぐに来るわね!」

 そう言っていつもみたいに抱きしめてくれるアリー。

 次の訓練は店にいるようギルドから依頼されてるんだって!!

 ってことは、絶対来てくれるってことだもんね。

 これでお兄ちゃんも安心して訓練に行けるかな。

「ちゃんとこっちにも来るから」

「うん。わかってる」

 楽しみにしてるからね、アリー!



 そのうちロイも降りてきて。

 いつも朝勝手に出ていってごめんねって謝られた。

「ロイだからいいよ」

 宿代は前金だけど、やっぱり私たちがいないときに出入りされるのはあんまり歓迎できない。

 でも、あくまでそれは一般のお客さんに対して。

 ジェットが夜中ウロウロしてたって気にならないのと一緒だもんね。

 そう言ったら、ジェットと一緒かって、ちょっと苦笑してた。

 そんな話をしてたらソージュが来て。

 まだ時間には早いけど。ふたりの見送りに来てくれたんだね。

 アリーにぎゅっとされて。ロイにも来てくれたお礼を言って。

 次の訓練までそんなに日はないから、すぐ会えるよね!



 ソージュも今日で一旦おしまい。また訓練の前日から来てもらうことになってる。

「ずっと来てくれてありがとう」

 お礼を言うと、いいよ、と笑ってくれる。

「役に立ててよかったよ」

 役に立つなんてどころじゃないんだけど。ほんとに頼りっぱなしで申し訳ないよ。

 また何かお礼ができたらいいんだけどな。

 宿はレムたち家族が不在のときは、あちこち施錠されてたりもします。

 入口も施錠はできますが、中からは開けられます。もちろんロイは朝勝手に開けて出ていってます。

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冬野ほたる様 作
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