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三八三年 雨の二十六日

本編『雨の三十三日①』のネタバレを含みます。

 朝、ちょっと早く起きて。下に行ったらお兄ちゃんはもう起きてて、朝食を作ってた。

「おはよう。ありがとな」

「おはよう。こっちこそありがとう」

 お兄ちゃん、五人分朝食作ってくれてたよ。

 三人分籠に詰めてククルのところに行く。裏口の鍵、まだ閉まってたからちょっとだけ待って。

 ククルが開けてくれてから、驚かさないように少ししてから入った。

「おはようククル!」

 ククル、驚いてるけど笑ってくれた。

 落ち込んでる感じはないし。大丈夫かな。



 お客さんは多いけど、いつも通りに戻ったと思ってたのに。

 夜、お兄ちゃんが家族皆にお願いがあるって言い出して。

 今日泊まってるギルド員が、ククルに近付こうとしてたって!!

「できるだけ、ギルド員が立ち入る時間帯は店にいたいんだ」

 お兄ちゃんの提案に、もちろん私たちが反対するわけもなくて。

 前日泊まった人が帰ってから、当日泊まる人が来るまで。お兄ちゃんにはその間だけ宿を手伝ってもらうことにした。



「レム」

 お兄ちゃんに呼び止められて振り返る。

「ごめんな、宿、忙しくなるだろうけど」

 申し訳なさそうなお兄ちゃん。

 そんな顔しなくていいのに。

「大丈夫。ククルの安全が一番だよ!」

 そう言うと、ありがとうって笑ってくれた。

「ね、お兄ちゃん。ククルに声かけた人ってどういうつもりだったの?」

 ジェットと仲良くなる為に、ククルに声をかける人がいるだろうって言われてたけど。

 ククル、かわいいから。ジェット関係なしに声かけられたりもするんじゃないかな?

「知るかよ…」

 嫌そうな顔してお兄ちゃんはそう言うけど。

 そういう心配だってあるんだからね?

 これ以上ククルが好きだって人が増えないように、ちゃんと見張っててよね、お兄ちゃん!

 全員分の朝食を作るテオ。もちろんわざわざククルに言ったりはしませんが、おそらくバレてます。

 本編は詰めの甘いギルド員。テオはどちらかというと童顔なので、すごんでもあまり怖くはないかもしれません。


 これで本編に追いつきました!!

 同日付で上げられればいいのですが、何せ本編も上がる前日に書いてるもので…。

 誰とは言いませんが暴走キャラもいますので、同時に書くと上手く根回しできなさそうだなと思っております。

 というわけで。本編のエピソードが終わればレム編を上げていくことにしようかと。

 とりあえずは『雨の三十三日』の騒動が一段落してから再開しますね!

 もちろんその間に書きためることができれば早めに上げられるんですが…。…できたらいいなぁ…。


 それでは暫しのお暇を!

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冬野ほたる様 作
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