第二話 異世界初の友達 後編
「よっしゃー、今日は魔法の練習だー!」
「そうだね、撃てるようにならないと意味ないしね」
もちろん今日もレッサードラゴンのカリーを食べた。やっぱりおいしかった。
その後僕達は待ち合わせのギルドへ向かった。
「お待たせー」
僕は依頼掲示板の前に居たクエルフに声を掛けた。
「その前に1つ依頼受けてきても良いかな?」
そうクエルフが言うので僕は「良いよ」と軽く返事し早く終わりそうな依頼を探した。
「いいよ、僕らも依頼受けてこようか?」
「終わり次第、西の森に集合ね」
「おけぃ」
「うん」
そして依頼を手早く終えた僕達は、西の森へ向かった。
「あっ、2人とも遅いよー」
と、少し笑いながらクエルフが遠くから手を振っている。
僕らは1時間で依頼を片づけてきたのに、いったいいつ終わったんだ?
「はやっ! 俺らが一番乗りだと思ってたのになー」
「……僕は、30分くらいで終わったからね」
クエルフは苦笑いしながら応える。
え? 早?! 流石転生者という奴なのかな? そもそも転生者がなんなのか分かってない僕には分かりようもないか……
「えっ.......ち、ちなみに何の依頼を受けたの?」
と仕佐が恐る恐る引き気味に訊いた。
「あぁー……木こりの依頼、20本伐採するっていう」
まじか.......
「すごいね、それをたったの30分で!」
「それってやっぱ今の世界の魔法のレベルが低すぎるから、だよな?」
条夜がクエルフの魔法はレベルが高い、と言うことを伝えているっぽい。
「まあ、確かにそうだね」
「なあ早く魔法の練習をしようぜ!」
「そうだね」
するとクエルフが魔法の基礎的知識を話し始めた。
「まずこの世界のすべての生き物が魔力を持っているっていうのは、知っているよね?」
「うん」
まあ神官に教えてもらっただけ、なんだけど
「で、魔力は誰でも生まれつき持っていて、レベルを上げるごとに魔力の上限が上がっていき」
「なるほど、なるほど」
クエルフは、僕たちのために分かりやすく説明をしてくれた。おかげで大体イメージが出来た。
「要するにその魔力を体に流すイメージをして放つってことかな?」
「まあ簡潔に言えばそういう感じかな」
「ちなみになんだけど詠唱とかって必要なの?」
そもそも詠唱って??
条夜とクエルフがサクサクと話を進めている。僕には到底理解できそうもない話を。
「要らないよ詠唱なんて、魔法はとにかくイメージが大事なんだ」
「へーそうなんだ!」
「分かった? とりあえず1発撃ってみて」
こうして無詠唱魔法の練習が始まった。




