表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/163

第一話 冒険者ギルドと宿 中編

  《宿屋ライム》


「部屋空いてますか?」


「ああ、二人部屋なら空いてるよ」


 かなりガタイの良いおっさんが店番をしていた。


良かった、これでなかったら別のとこを探さないと行けないとこだったな


「そこでお願いします」


「あいよ、1泊2日で銅貨4枚、一週間で銀貨2枚」


「一週間で」


「延長するんなら、また声をかけてくれ」


 これでひとまずは安心だな。


「はい、ありがとうございます」


 そんなことを考えつつ、この後の事を考えていると不意に


「それよりあんちゃん、珍しい服きてんねぇ」


 と言われ


「あーこれは……」


どうしよう、なにも考えてなかった。えーと……と、とりあえず


「田舎から出て来たばかりなもんで……」


 と言いながら笑って誤魔化す。


「へー……まあ頑張れよ!」


 僕は銀貨4枚をそのおっさんに手渡した。


 この世界のお金は小銅貨10枚で銅貨1枚、銅貨10枚で銀貨1枚銀貨10枚で金貨1枚、金貨10枚で大金貨1枚らしい小銅貨1枚=100円 銅貨1枚=1,000円 銀貨1枚=10,000円 金貨1枚=100,000円 大金貨1枚=1,000,000円だという。庶民には大金貨とは一生縁のないものらしい。


 とりあえず部屋に条夜と僕のカバンだけ置いて、待ち合わせのギルドに向かった。


 服は、早めに買えておいた方が良さそう……


「もう終わったかな?」


 僕はギルド内を見渡しながら条夜を探した。


「おっ! 仕佐、依頼達成したぞ!」


「早いな」


 てか、なんの依頼受けたんだ?


「これ回復のポーションと銅貨2枚と小銅貨3枚」


「僕が持っといていいの?」


 僕が持ってていいのか?


「ん? その方が良いだろ?」


 2人は宿屋ライムに向かって帰りだした。


「明日はさ、この街を探検しようぜ」


「そうだね」


「一応地図はあるんだけどね」と仕佐は小声で呟く。


「早く帰って寝ようぜ、俺疲れたわ」


 と明日のことを話している内に宿に着いた。


 2人は別々のベットに横たわり、向かい合って話している。


「それじゃぁ、異世界生活1日目の夜、終了!」


「ん、おやすみ」


 今日はいろんな事があったな、学校に行く途中で異世界に召喚されて……冒険者ギルドに登録して……あれ? あんまり無いな……まあ、いいや、寝よう……――

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] こんにちは!タケノコです。はじめましてm(_ _)m。 第一話 冒険者ギルドと宿 中編まで拝読しました。 ツイッターから来ました。 あらすじを通読して、愉快で安らぐ異世界ものかな、と…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ