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第一話 冒険者ギルドと宿 前編


 条夜と仕佐は神殿を出て冒険者ギルドに向かって歩いている。街はかなり賑わっており、楽しそうだった。


 神官は勇者と言うことを隠せるようにステータスを少し偽造した。と言っていた。理由は簡単、街がパニックになるからだ。


「やっぱ異世界と言えば中世って感じだな!」


「条夜あまりはしゃがないでよ……」


 僕が恥ずかしいから、と付け加える。


「おっあれがギルドじゃねぇか?」


「すごい、大きい.......」


 そこには地球では海外でしか見ないような立派なギルドが建っていた。まるで国会議事堂のような


 国会議事堂は海外にはないし、日本にあるけどな。


「見なれない顔ですね、初めてご利用される方ですか?」


「はい! 冒険者登録お願いします!」


「分かりました。では当ギルドの説明をしますね」


 当ギルドはランク制で強さを計っています。ランクはFから始まりSまであり、依頼を受け、達成すると報酬が貰えます。依頼を受けられるのは1つ上のランクまでです。始めは、薬草の採取など簡単な依頼を受けることをおすすめします。説明はこれで以上です。


 次に注意事項です。まずギルド内でのいざこざは起こさないでください。あまりにも多いと冒険者資格剥奪という形になり得るかも知れません。次に依頼を受ける際は、自分に合った物、必ず達成できる依頼を選んでください。最後に、依頼を受ける際に名指しされる時もあります。出来るだけ断らない方が良いです。名指しで依頼してくると言うことは、その人の能力を信じてくれていたり報酬も普通の依頼より良いこともありますからね。


「ではギルドカードを作るのでこの水晶に触れてください」


 2人が水晶に触りギルドカード作成の為に必要な情報がギルドカードに記されていく。あらかじめ神官が細工をしていてくれたおかげで何事もなくギルドカードを作ることができた。


「よし! 早速依頼受けようぜ!」


 まだ昼過ぎくらいか……あっ、先に今日泊まる宿を見つけておかないと


 そう思いいざ条夜に話しかけようとしたが


「ちょっとまっ……」


「この依頼受けまーす!」


 仕佐が声を掛けようとしたときにはもう遅かった。


「……条夜?」


「ん? なんだ?」


「先に今日泊まる宿を探しておかないと.......」


「よし、仕佐頼んだ! 俺は依頼すぐ終わらしてくるからさ」


 そう言いながらなぜか胸を張ってドヤっていた。


 まったく1人で楽しんで……


 僕はやれやれと思いながら承認した。


「分かった。後でここに集合ね」


「おけぃ! それじゃぁ、行ってくるー! あと荷物頼んだー!」


 ダダダダダダ!!


 条夜はすごいスピードでギルドを飛び出して行った。


 流石だな「素早さ上昇C」……さてと僕は宿探しか、地図もあるし良いところを探しに行こうか。


 僕は少しため息を出した後、条夜の学校カバンも持ってギルドを後にした。


「いろんな店があるんだなぁ」


 僕は独りで喋りながら宿屋を探した――後から思ったのだが神官に地図を渡されているのでそれを使えばもっと早く見つけられたのでは無いか?と

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― 新着の感想 ―
[良い点] 一話一話短く、テンポ良く進んでいきます。 キャラも立っていて、作者様の頭の中できちんとキャラが生きているんだろうな、と感じます。 [気になる点] 設定が急に詰め込まれたり地の文があまりない…
2020/10/03 11:13 退会済み
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