表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界探偵、霧生津雲。  作者: いぬがみ
アイレドエルフィ王国
2/7

1件目 君にとっての異世界

ん…?

目が覚めると、肌が白く耳の長い特徴的な女性がベットの横の椅子に腰掛けていた。


「あら、やっと目覚めたの?君、自分の名前と住んでたところ覚えてる?」


優しげな雰囲気を漂わせながらその女性は訊ねてきた。

寝起きでぼーっとしながらも


「えっと…あぁ、霧生(きりゅう) 津雲(つぐも)です。住んでる所は…〇〇県××市です。」


「珍しいお名前してるのね、それにそんな地名聞いた事も無いわね。」


「それより、ここって何処です…?何か良く覚えていなくて」


頭の中は寝起きだからなのか妙にぼんやりしている。

何かあった気もするのだが、思い出せない。


「ここは、エルフ領のアイレドエルフィ王国の王城よ。この部屋はその診療所よ。」


何か聞き覚えの無い、いやある意味聞き覚えがある言葉が聞こえた気がする。

エルフ。

そう聞こえた。


「エルフ…って魔法が得意だとかそういうアレですか?」


「そういうアレですね」


エルフの特徴の白い肌、長い耳。

この女医の方もエルフなのだろう。


「もしかして、地球って知ってるかしら?」


「知ってるも何も俺は地球の人間ですよ。それにこの世界って…?」


「貴方からしたら異世界って事になるわね。私達からしたらあなたの居た所は異世界なのよ。」


この女医の方が、本当の事を言っているとしたらどうやらここは日本でもなく、ましてや地球でも無いらしい。


「でも…なんでこの世界にいるんだ…。」


「あら、何も覚えてないのね。なら思い出すまでの間でもいいから地球について教えてくれないかしら?」


「別にいいですけど…」


「それじゃあ、特に問題も無さそうだし貴方を見つけてくれた方にくらいお礼をしに行きましょうか、案内はしてあげるからね。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ