僕とけじめ そのさん
ブックマークしてくださる方が、じわりじわりと増えてきており、嬉しくて仕方ありません。
ありがとうございます、ありがとうございます!
これからもがんばります。よろしくお願いします。
剣に手を掛けた蛮族の男は、その瞬間にその場に跪いた。いや、そう見えるだけで実際は己の足を庇っただけだ。
毎度おなじみの、"剥離"による爪剥がしが炸裂したからである。
そのまま、苦悶の声をあげる蛮族の男に歩み寄り、首を剣でなぞってやるだけで、その身は骸に成り果て、静かになる。
俯せに倒れたままの姿勢でぶつぶつと呟く蛮族の頭領の周りには、その部下たちの死体があちらこちらに散乱している。しかし、まだ終わりではない。
「次」
「はい」
僕が短く告げると、一歩引いた位置にて控えていたシャロンがささっとやってきて応じる。
シャロンと共に凄まじい規模の魔術を連発したり、抗魔力を無視するほどの高出力で"剥離"を掛けまくったりしているわりには、魔力の欠乏も、頭痛なんかも感じない。
「わかったーーもう、わかった。だから、たのむ。やめてくれ」
「何がわかったんだ?」
惨めに這いつくばるかつての群れのボスは、途切れ途切れに懇願する。
僕には、そいつが何をわかったと言っているのかが本気でわからない。まだ殺さないといけない者は依然居るというのに。
「お前らの、その怒りの深さは、よくわかった。だから、もうあとは俺だけで、終わりにしてくれ」
「そりゃまあ、突然一家まるごと襲われて、交渉の余地なく殺されて、人攫いなんかもしているのになぜか討伐されない蛮族に対する怒りみたいなのはあるよ。
で、それがなんでお前を殺して終わりにしないといけないってのに繋がるんだ?
なんの情報も吐かないのに、それで僕に何の得があるんだ?」
人の生き死にに、特別な意味なんて無い。
何も劇的なことなどなく、突然の理不尽に見舞われれば人は死ぬ。
自身の死と引き換えにどうこう、だとかそんなのは物語の世界の話で、現実にはあっけなさすぎるほど簡単に人は死ぬ。
囲まれて剣で刺されれば人は死ぬ。
矢を食らえば人は死ぬ。
山を崩して土砂で埋めれば人は死ぬ。
その死には、何の意味も付加価値もありはしないのだ。
そして、嫌な記憶は決して消せないが、それを作ったやつはわりと簡単に消せる。
それが、僕が学んだことだった。
「お前らの背後には誰がいたのか、だとか攫った獣人をどこにやった、だとかを正しく話すならまだ交渉の余地はある。でもどうせ話さないんだろう?」
「ーー……」
全てを奪い、全てを好きにしてきた蛮族らしいといえば、らしいのかもしれない。
が、話にならない。
「シャロン、次だ」
「はい」
そうして喚ばれた次の男は、転がっているボスの息子であるらしかった。
しかし、それも先ほどの焼き直しかの如く剣に手を掛けた段階で切り払い、周りに転がる躯がひとつ増えただけのこと。
転がされたままのボスはその場で何事かをぶつぶつと呟いているが、詠唱でもなさそうなので放っておくことにした。
「次」
「はい」
そうして次に喚ばれたのは、この近隣では最後となる蛮族の系譜の人間、となるはずだった。
薄紫色の魔力の渦から出現したのは、小さな子どもを抱いた女性だった。
その人物はまわりを見渡すと、死体の山々や、土砂に埋まった建物、そうして僕らのほうに視線を巡らせると、金切り声を上げた。そうして、《5歳》になる子どもをより強く抱き寄せる。
「な、なんですか、あなたたちは。
ここはどこなんですか?」
取り乱した様子の女性の声に、それまで倒れ臥してぶつぶつと言っていたボスが突如悲鳴のような声を上げる。
「まさか、キルシュ、なのかーー。やめてくれ! たのむ、それだけは!
なんでも話す、話すから、やめ、ぐ……あああぁああ、たのむ、お願いだ」
その様子に、女性はビクリと身を震わせた。
「な、なんですか、あなた。私を知っているんですか……?
け、怪我をされているんですか? えっと、あの」
奇しくも。その女性はキルシュというらしかった。
僕の母の名と同じだった。殺された、母の名と。
”全知”によると、この女はそこの男の娘のようだった。母の名を穢されたようで、無性に腹が立つ。
「そいつ、あんたの父親みたいだけど」
「あなた誰なんですか?
そんなはずはないです、私の父は若くして死んだと聞いてます。
と、とにかく助けないと」
周囲の状況に怯えて泣き出した子どもを抱きしめながら、僕とシャロンに助けを求める女性。
すぐ横ではずっと「頼む、たのむ……」と嗚咽を漏らす、倒れ臥す男の姿。
その女性は、どうやら心根の優しい者であるようで、今の状況はわからないまでも怪我をしている者を放ってはおけないという性格のようであった。僕にとっては、そんなもの知った事ではなかったが。
「剣をとれ」
それまでに2度続けたように。
僕は地面に突き刺さったままの剣を指し示す。
その持ち手は、それまでの戦いーーとはよび辛い殺戮ーーによって真新しい血に濡れている。
「剣? え? 一体、なにを。そんなことより、この人をーー」
「やめてくれぇ! その娘は、キルシュは関係ない! たのむ、お前らに人の心ってもんがあるんなら、やめろ、やめてくれ」
実にうるさくてかなわない。
「僕の父が、母が。
積み荷は全部やるから許してくれと言った。お前ら蛮族はそれを笑って拒否したよ」
蛮族、と聞いて倒れた男の側にまで歩み寄っていた女性がずさっと一歩退がった。
子どもはその腕の中で泣きじゃくっている。
「次に、僕の父が、母が。
せめて僕だけでも逃がしてくれと懇願した。
それも、お前ら蛮族は却下したよ。考えるにも値しないみたいな素振りでな」
それを為したのは、すぐ側でもの言わぬ躯と成り果てた大柄な蛮族だ。
あんなに恐れていた相手をほぼ一方的に屠っておきながらも、僕の心は全く晴れなかった。
ただただ、どす黒い泥のようなものが、際限なく、後から後からじくじくと湧き出て来るだけだ。
「お前ら自身が、これまでにやってきたことだぞ。
それを自分に向けられたら、いきなり被害者ぶるのか?」
蹲ったまま、唸り声を上げ続ける男は、何も意味ある言葉を返して来ない。
僕は、それを呆然と眺めている女性に向き直る。
「あんた自身には特に思うところはないんだけど、そこの蛮族の娘なら僕にとって殺す理由としては十分だ。
おい、お前らのやり方だと、女は陵辱して、服を剝いた上で串刺しにして野ざらしにするんだったな? なんとか言えよ」
「頼む、その娘だけは。許してくれ、許してくれ」
話にならない。
「私は、その人のことは、知りません。会った覚えも、ありません。
でも、身に覚えのないお金が届けられたりしたことは、何度かありました。
そんな汚れたお金だったんですね」
対して、娘の方がよほど肝が座っているとみえる。
僕らがこの大破壊を引き起こしたということにもすでに勘付いているらしかったが、物怖じすることなく言葉を紡ぐ。
その見た目こそ母とは似つかないが、その心根の強さは、きっと。子を守らんとする、そういった強さなのだろう。
ーー僕には、関係ない。関係ないことだ。
相手がどういう人生を歩んでいたところで。仇敵である蛮族の血を継いでいるという一点が、すなわち許されざることなのだから。
「あなたが私を殺すというのであれば、きっと。私にはどうすることもできないでしょう。
そちらのお嬢さんも、助けてはくれないのでしょう?」
「はい。私は主に従うのみです」
こんな場面であっても、その鈴の音のような声は些かの濁りも感じさせない。
その美しい声は、いつでも僕を肯定し、責めることをしない。
蛮族の娘、キルシュは。
自らを助ける者のいない、そんな場で。あろうことか、笑ってみせた。
「どうしてあなたの方が、辛そうなの。
辛いのなら、やらなければいいのに」
つらそう? 僕が?
「蛮族、それに連なる者は、殺さないと」
何故だか、僕の口から出た声は震えている。
僕は、あれだけ渇望していた力を、文字通り血反吐を吐いてでも手に入れた。
そしてそれを躊躇いなく振るった。
相手は敵。僕らを理不尽にも襲い、奪い、殺した仇敵。
きっと僕らだけじゃなく、放っておいたら他の平和に暮らしている人たちにも害を為す。
ゴコ村だって、襲われた。カイマンの想い人は最終的に命を落としたし、この間だって僕らが助けられなければ、村の多くの人が命を落とした。
アーニャの妹弟だって、攫われたんだ。そうだ、だから、生かしてはおけない。蛮族は、生かしておけないんだ。
しかし。
やつらを処理している間。
僕はそんなことを考えていただろうか?
そうして今。
目の前で悲しそうに笑う女性は、本当に処断しなくてはならない蛮族、なのか?
僕たちを酷い目にあわせた奴らが嘆き悲しむから、殺そうとしているだけなのではないのかーー?
「違う、違うちがうちがうーー!!
あいつらは、ぼくの父さんを、矢を、剣を、突き立てて殺した。ぼくの母さんを、嬲って、剥いて、その死後まで辱めた。そんなやつらを、許せるはずがないだろう!?」
剣を構え直す僕を、女は、キルシュはやはり悲しそうな笑顔で迎える。
なぜそんな表情をする。
もっと無様に泣き叫び、罵倒されたなら。きっと斬ることに躊躇いもないのに。
「私は、やっぱりそこの人のことは知らないわ。
それでも産まれが罪だというのなら。私は大人しく斬られましょう。
でも、この子は。どうか、この子だけは赦してあげて」
今も女性の足にしがみついて離れない子を指し、女性は諦めたように、それでもなお笑う。
「やめ……やめて、くれ、たのむ、やめて……」
足元から聞こえる雑音に気を取られ、なおも逡巡する僕。
目の前の女性は、なんの脅威でもない。剣を振り上げて、そのまま振り下ろす。それでお終いだ。
おしまいな、はずなのに。
「なにをしているんだ、オスカー」
僕の背後から掛けられた声に、その行動は中断される。
剣を抜き、女性と子どもの前で逡巡する僕の側に現れたのは、お馴染みの美青年である。
「なにを、しているんだ」
カイマンは、再度問うてくる。
その目は、声は、明らかに僕を責めているようで。正面から見返すことができない。
「こいつらは、蛮族の頭領ーーそこに転がってるやつ、の娘とさらにその息子だ。
蛮族は、根絶やしにしないと」
僕は、彼の目を見ないようにそっけなく答える。
しかし、彼はそれで問答をやめようとはしなかった。
「その者たちも"紅き鉄の団"なのか?」
「……」
「どうなんだ、オスカー」
そのまま、責めるようなカイマンの問は続く。
誰も、何も、応えてはくれない。
当の女性も、シャロンでさえも、応えてはくれない。
「ちがう、と思う」
「そうか。それでも、斬るのか」
僕がこくりと頷くと、カイマンは深く、深く嘆息した。
そしてーー彼は、その背に帯びた剣を抜き放った。
すかさず、僕とカイマンの間にシャロンが割り込んでくる。
「なんのつもりですか?」
僕に背を向けて立ちはだかるシャロンの声は、冷ややかなものだ。
しかし、目の前でペイルベア2体を瞬殺して見せたであろうシャロンに対してなお、カイマンの態度も毅然としたものだった。
「君こそ、どういうつもりなんだ。
オスカーが、君が好意を寄せてやまない彼が。君のことをパートナーだと語る彼が、外道に堕ちようとしているんだぞ。
君が止めてやらないで、どういうつもりなんだ?」
「私はオスカーさんを止めません。
それが私という存在です。それが魔導機兵の役割です。
もう一度お聞きします、あなたはなんのつもりなんですか?」
再度のシャロンの問いかけに、カイマンは答える。
臆面もなく、歯の浮くようなセリフを、あくまで自然体で。イケメンは、これだから。これだからーー。
「友が外道に堕ちようというときに、止めてやるのが友の役割だ」
正面からシャロンを見据え、その目は一点の曇りもなく。
いかに格好をつけようとも、美少女に剣を持って対峙している図式には違いなく、それでいて美少女のほうが圧倒的強者だというのだから締まらないことこのうえない。
それでいても、彼は不敵に嘯く。
「オスカー、くん? あなた、良い友達がいるのね」
今まさに殺されそうになっているはずであるのに、キルシュは僕に向かって微笑んだ。
先ほどまでの、悲しそうな笑みではない。僕を案じてくれる人がいることを、何故かこの人物は喜んでいる。
今のいままで自身に剣を向けていた僕のことを。何故だかわからない。
「あなたの役割と見栄を切ってくださるのはお好きになさると良いです。
しかし、もう一つ問います。あなたが私とオスカーさんに勝てるとでも思っているのですか?」
勝てなくても挑むことに意味がある、とでも言うつもりだろうか。
シャロンにはそんな甘いことは通用しない。僕に対しては甘々だが、逆に僕に対して明確に敵対するものを、彼女は許さない。
「君たち二人に勝てるわけがないだろう。
そんな者が居るなら、それはきっともう人間を辞めている」
対するカイマンの答えは、またも予想とは違うものだった上に、わりと酷い言われようである。
目の前で山を崩す人間に相対しているのだから、さもありなんと言ったところかもしれないが。
「その女性をどうしても斬るのだとオスカーが言うならば。それは代わりに私が斬ろう。
君たちに救われなければとうに亡くしていたこの命だ。
外道に堕ち、汚名に塗れようと。友にそれを味合わせるよりは、よほど意味がある」
だからそこをどいてくれ、とシャロンに告げるあたりがなんとも美青年が残念な所以である。
どうしましょう、とこちらを振り向くシャロンに、僕はお手上げだ、と身振りで返した。
いま口を開くと、涙と共に嗚咽が漏れそうだったから。カイマンのくせに。いつのまに友になったつもりなんだよ。ちくしょう。ちくしょうーー。
カイマンから視線を逸らし、女性の方を振り向くと、その前では男の子が僕と女性の間に立ちはだかって通せんぼをしていた。
5歳でさえ、脅威に立ちはだかってみせるのに。それが僕には、できなかった。
だから力を求めたし、その結果、復讐も果たせた。
しかし、復讐で得たものは、何もない。爽快感すらない。ただただ、汚泥のようなじくじくとした痛みだけがある。
それまでーー今回、復讐に至るまでの途上では、思えば僕はいろいろなものを得てきた。
シャロンと出会い、フリージアと出会い。
力を得て、いろんなものを作り。
村人と出会い、いつのまにか友になってたやつとも出会ったりした。
アーニャとも出会った。
妹弟を助け出すのはまだ為せていないが、そのためにこの女性を斬る必要は、全く無いのだった。
わかっていた。カイマンがまろび出てくる前から、わかっていたとも。
わかっていて、僕は。ただ怒りをぶつける先を探していたのだろうか。それを、止めて欲しかったのだろうか。わかっているつもりで、自分の考えが一番わからない僕だった。
「わかった、もうわかったよ。僕が間違っていた。
友を外道に堕とすわけにはいかないというのは、もっともだ。
僕だって友をそんなにするわけには、いかない。
あーあ、なんだかもう、締まらないな」
口を動かすと、やはりポロポロと溢れる涙は止まらなかった。
しかし、それを見ているのは見ず知らずの女性とその息子だけだ。かまうものか。
「私がやりましょうか?」
おずおずとシャロンが問いかけてくる。
きっとただの確認だ。それでもやれと言ったらやるのだろうが。
「いや、いい。もう、いいんだ」
涙をぼろぼろこぼす僕に、同じく涙の跡のある顔で、自らの母と僕との間に立ちはだかる少年に向けて、僕は屈んで言った。
「おい少年。
お前の勇気に免じて、僕らは諦めることにした。すまなかったな」
突然話しかけられた子どもは、びくっと身を震わせたあと、ぴゃっと母の足に縋り付く。
そこから睨むような、半泣きなような、よくわからない表情でこちらを見据えていた。
カイマンに、奴隷たちが押し込められている建物を教え、その親子とともに退避させるように頼むと、彼は二つ返事で応じて親子を連れて行った。
付近の蛮族は狩り尽くしたことだし、アーニャたちのほうに累が及ぶこともないだろう。
「とはいえ、お前は殺すからな。
何か言い残したいことは、あるか?」
いつしか黙っていた、足元に転がる哀れな大将に問うてみると、疲れ果てた声ながら、返事があった。
「ふたつ、ある。
ひとつ目は、お前の聞きたがっていたことだ」
もうどうにでもなれ、といった声音ではあるものの、娘が救われたことでこの男ももはや思い残すことなど、ないのだろう。
倒れ臥すその大柄な身体は、もはや何の脅威でもなく、ただ縮んで見えた。
シャロンがすぐ横で控えてくれているが、その必要もないだろう。
「俺たちーーザガールの言葉を借りるなら"紅き鉄の団"は、元は傭兵集団だった。
それがーー」
「長くなるのか? それ。結論だけにしてくれないか?」
「情緒のないガキめ。
そのガキに潰されるんだから、悪いことはできねぇってことなのかね……まあいい。
俺たちの後ろ盾になって、ときにわけのわからん略奪の依頼をしていたのは、ロンデウッド男爵だ」
そいつが、僕らの敵か。
「俺たちが攫ってきた上玉を、やつのルートで奴隷として売りさばく。
他にはなんとかの珠だとかいう、黄色い宝石のために村を焼いたり、一家を殺したり。
あとは最近だと初モノの獣人のガキ共を攫ってこいってのもあった。お前がさっき喚いてたのは、これのことだろう」
急に物分かりがよくえらく饒舌に話し出した男だったが、"全知"で視ても嘘はない。
黄色い珠、と聞いて僕もシャロンも、きっと同じモノを思い浮かべている。
その証左に自身の胸元をぺたぺたとさわっている。
「さっきまであんなに渋ってたのに、急に話す気になったのは、なんでだ?」
「理由は二つある。
一つは、このことが漏れると、キルシュに害が及ぶ。それも、確実にな。
でも、やつよりもお前らの方がよっぽど怖えぇ。
もう一つは、俺らだけが地獄行きじゃ割に合わねえからだ」
散々自分たちを通して美味い汁を吸っておきながら、潰されるのが自分たちだけでは割に合わない。
実に蛮族らしい思考だった。変に取り繕われるよりも、よっぽどわかりやすくて良い。
「それが言い残したい一つめか。もう一つは?」
あくまで淡々と僕が問いかけると。
「ザガールの奴が、お前らに『地獄に落ちろ』みたいなことを言ってたが。あれを撤回したい。
地獄でまで、その面二度と拝みたくはねぇ」
最期にそいつはニッと壮絶な笑みを浮かべたのだった。
ヒトの葛藤とかを書くのって、難しいですね。
なんかもっとふわふわした楽しい話を書きたい気もするのですが、なんでこんなことになってしまうのでしょう。
みたいな話をしていたら「初っ端から村を焼くからでは?」と指摘を受けました。返す言葉もございません。




