8/21
ハッピー・ハッピー・ハッピー・エンド!
蒼い薄氷の
僕の鱗!
もう千切れてしまった
絹の腕!
水晶のようだった目玉だって
もう白く濁ってしまったよ!
小さな肺のなかに
黒い水が満たされていく!
この体のどこにだって
後ろめたいものはないのに★
明日 君が僕におはようって言うときに
きっと君は顔をしかめるって思うよ!
そして、そのフルートみたいな寝起きの声が
「くっさ」
って言うんだ!
これ絶対★
ひと夏あけっぱなしのマヨネーズ見た、みたいな?(笑)
でもその顔も見たいかも!
僕は一番美しかったけれど
君をもいちど見れるなら
水の中で一晩腐っても構わないよん!
ただ
僕を腰のところで真っ二つにした
あのザリガニだけは呪い殺すけどね!
ふぁっきゅー!
神様っ
どうかあの子にもいちど会わせてくれたまえ!
世界で一番美しい(だった!)僕の為に
我がままきいてくれるなら
ザリガニが僕を全部食べる前に
ねぼすけのあの子をベッドから落としてください★