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ナマケモノ

日が昇る

キッチンでねてる

床は固い

昨日切ったニンジンの欠片がおちてる

たまねぎからタコの足が生えて、何かを掴もうとしてるモンスター


携帯がぶうぶう言う

もちろん無視

でも宗教勧誘のおばさんには鍵をあけてあげる

飽きたら閉める

ウチ、おばあちゃんの代から禅宗らしいんで、じゃ


小鳥がぴいぴい鳴いてて、猫が餅みたいにのびてる

塀はごつごつしてるけど、昼の光をたっぷり吸いこんでるだろう


これが日常

めんどうなことはしない

1秒ごとに腐っていくかんじ

甘い腐敗臭がでてるのかも

手は冷たい床でばててるし、足は即興のタップを壁でやってる

脳みそはだいぶ前からしんでる

こころは、退屈で長い坂道を転がってる

ずっと同じ速度

位置エネルギーとか関係ないのもう


やがて小窓からオレンジの皮の色した光

一日が終わりますよっていうお節介な警告の色

これ意味ないから

暇だったら小さくなったスーツ燃やしといてほしい


すっごいくだらなくて

意外と気に入ってる日常

世界で一番怠けるために

最先端ルートさがして

がんばるんだって言ったら 笑われちゃうかな

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