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白線はくせんにつま先をそろえて

生臭い 湿った砂利にゆびをたてる

耳からしたたかな弦が入って、右から左へ

ぴん

と張って

少しも震えない

震えちゃいけない


3 2 1


赤い怨嗟が輪を描いて

青い暴力が突き上げる

目が焦げる

腿に風穴

悲鳴なんてものは

遠い昔に母さんに預けてしまったから

ここにあるのは、獣の声

どんなにはげしくぶつかっても

紫になど なれはしない


君だって探したんだろ

愛は

どこにあるのかって

どこにもなかったから ここにいるんだろ

正義の刃を砥いで

思い込むことが強さだと


どこにもない1を守って

ありえない0を振りかぶって

僕らはよく似てる

君はきっと認めないけど


林檎をかじれば

きっとみんな正気にもどる

黒い空に気づく

君が叫んでたことは

僕が炎に葬ってあげる


だから

僕は振り向かない

振り向けない

君しか見えない

見たくない


ららら、ら


僕も君も

盤上で踊っているんだ

死のワルツ

クレッシェント


君が好きだよ

でもこの腕は

その細い首を

ひきちぎって

しまう


ほ、ら、

青い幕が降りる

二度と来ない

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