森のダンジョン22
「ふーう」
湯に浸かりつつ異次元の指輪からドラゴンの卵を出した
「エレン様、それって何ですか?」
「うん?ドラゴンの卵だけど?」
バシャーンっとアリスは立ち上がる
「ド、ド、ドラゴンのた、卵ぉ~~~~!!!」
「どうしてそんな物持ってるんですか!?」
「それ置いといてお前恥ずかしくないのか?」
「え?、、、、、きゃあ~~~~~~~!!!!!!!!!!」
「エ、エ、エレン様見ましたね、せ、せ責任取ってくださいね!!」
急いでバスタオルを巻き走って行ったアリスであった
「何やってんだアイツ」
「……卵、孵るの?」
「いや、まだ魔力不足で仮死状態らしいから明日辺り全員揃ったら孵そうと思ってる」
「……楽しみ」
「珍しいなドラゴン好きなのか?」
「…うん、ママがよくドラゴンのカッコ良さを寝る前に話してくれてた」
寝る前にドラゴンのカッコ良さを説く母親って
「……でもママが勇者だったの知らなかった」
「……後、お父さんが何をしてたかも」
「父親のこと嫌いなのか?」
「……嫌いだった今もどちらかと言えば嫌い」
結局嫌いなのか
「……物心付く前からママはずっとベッドでお父さんは家にいなかった」
「……たまに帰って来てはお金を置いてすぐにまた旅に出てった」
「……そんなお父さんをママは悲しそうに見送ってた」
「……ママが最後の時、最後にバーデンに会いたかったって言って死んじゃった」
「……だから最後にママのそばに居なかったお父さんは許せない」
「……でも旅に出たのはママの為だったの今日初めて知った」
「……だからお父さんが嫌いなのかわからない」
「ま、いつか父親のことも許せるようになるさ」
アリアの頭を撫でてやる
「……うん」




