表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姑息な公爵になろう  作者: 王人狼
旅に行こう
64/150

森のダンジョン17



「アリスお前の母さんはそんなに年だったのか?」


「いえ、年といえば年ですがまだ40代ですよ」

40代寿命?


「その答えは彼女の技能【等価交換】のせいです」

「【等価交換】は対価として寿命を払い、願いを叶えてくれるというものです」

「なので私は彼女の寿命を多めの1000年にして置きました」


1000年ってハイエルフでもそんなに長い気なのは少ないんじゃないか?


「1000年が40代で、どうしてそんな早く寿命が?」


「彼女が善人だったからです」

「冬月氷華を転移させると言いましたが本来、来るはずがない者が来てしまうのですから調整、簡単に言えば強化が出来なかったんです」

「それを聞いた彼女は最初の寿命を冬月氷華が苦労しないために強化してくれと願いました」

「先ほどの言った通り身体はぼろぼろで申請も終えてない状態なので多めの寿命を取られました」

「対価とは難しければ難しいほど支払わなければなりません」


「寿命は何年ほど私に使ったんですか?」


「およそ200年です」


「!!」

「由炎ちゃん、、」

氷華はポタポタと涙が流れる


「でも、まだ800年あるのに20年ちょっとでなくなったんですか?」


「先ほども言ったように彼女は善人だったのです」

「行く先々で寿命を払い貧しい人々の怪我を治していきました」

「その過程で夫を迎える事となり子供が生まれました」

「二人目の子が生まれる頃には寿命が100と数十ほどになっていました」


「彼女は我が子のために100年を払い自分の能力と技能を子に渡しました」

だから二人は強かったのか

でもどうして100年も使って能力を渡したんだ?

自分で守るじゃあだめだったのか?


「彼女は強力な呪いにかかってました」

「寿命100年では治せない程の呪いだったようです」

「なので彼女は子供たちを守るように二人に能力と技能を分けました」

「姉には【空間支配】と【二刀流】を妹には【契約】と【火眼】を分け与えました」


「お母さん、」

「……ママ」


「彼女は自分の命が尽きる前に冬月氷華を探すように夫に頼みました」

「なので余り父親を嫌わないであげてください」

「彼は不器用に彼女の願いを叶えるために旅をしてたのですから」



「お父さんが何を探してたのは知っていましたが氷華さんだったんですね」


「……ママは死ぬ前にお父さんに会いたがってた」

「……でもちょっとだけ許してあげる」


「アリスさんアリアちゃん、由炎ちゃんいや貴方たちのお母さんは笑ってましたか?」


「はい、お母さんはいつも笑顔でした」


「……ママはいつも笑って頭を撫でてくれてた」



「そうですか、、よがったです、、、ゆ、由炎ちゃん、、ぅうっ」



氷華は泣き崩れてしまった。

本当にいい友達だったんだな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ