森のダンジョン11
「エレン様、宝箱どうでした?」
「ああ、【異次元の指輪】だったよ」
氷華は【異次元の指輪】の存在は知っているが他の人は知らないので氷華に口裏合わせてもらった
「へぇー、どういった指輪何ですか?」
「ああ、お前の【空間支配】みたいなもんだよ」
「え、じゃあ私、ク、クビですか?」
「い、嫌ですー、お代わり我慢しますからクビにしないでくだざい”」
「な、泣くなよ、別にクビにしないって」
「てか何でクビになると思ってんだよ」
「だって、エレン様、私のこと倉庫代わりだと思ってるじゃあないですか」
「同じような指輪があるなら私要らなくないですか」
「そ、そんなことないぞ!うん!!」
「そ、それにお前は戦闘も出来るし御者も出来るしいなくては困る存在だ」
「これからも俺に仕えてくれ!」
「は、はい!!」
「おい、お前の姉ちょっとおかしいんじゃあないのか?」
「……おねぇちゃんは基本おかしい」
相変わらず姉に辛辣な奴だ
可愛そうだからもう少し優しくしてやるか(優しくするとは言ってない)
「じゃあ暗くなる前に拠点に戻るぞ」
「戻りながら枯れ木を拾っておいてくれ」
げぇっ!
「タコの焼かれた匂いに酔って来たのか」
陸に戻って来るとBランクのシザーストライクの群れが森から出てきた
「ワンワン!!」
さらに奥からA-ランクのキリングベアーの番い(つが)らしき2体もやってきた
「流石にでかタコと戦った後にこいつらはきついな」
「……もうあんまり魔力ない」
午前中キラービーの巣も倒したしな
ん、待てよ!?
「アリス、蜂蜜出してくれ」
「わ、わかりました」
「リリアナ、風精霊呼んでこの蜂蜜をシザーストライクにぶっかけろ!」
「なるほど~わかりました~」
「風の子よ、我が名はリリアナ・アマリリス汝の力を借り申したい」
「この蜂蜜をあの虫にかけてください~」
蜂蜜でべとべとになったシザーストライクと蜂蜜の匂いに誘われたキリングベアーが戦い始める
数はシザーストライクが有利だが蜂蜜でうまく動けない
一方、数は少ないが元々ランクが上のキリングベアー
いい勝負だ
「おい、今のうちに逃げるぞ!」
わざわざ戦う必要なんてないかった
逃げるが勝ちってな




