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旅の始め7
「暇だ~」
本当に暇だ、馬車の中ですることがない
錬金術の調合をしようにも、料理をしようにも馬車が揺れて話にならん
ん?
「ちょっと止めてくれ」
「どうかしましたか?」
「二人ともここで馬を休ませておいてくれ」
「わかりました」
「ハクロウ付いてきてくれ」
「ワン!」
何もない
久々に【直観】が発動した気がしたけど気のせいか?
「ハクロウ一回もど、どうかしたのか?」
一回戻ろうとしたがハクロウが一点を見ている
ずっと見ている
「何かあるのか?」
「ワン!」
そう吠えたハクロウが歩き出し
消えた




