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姑息な公爵になろう  作者: 王人狼
エレン・マルクス
11/150

見習い錬金術師3



「ではこちらの方にお名前をお書きください」



「はい」

「一つ聞いていいですか」



「はい、なんでしょう」



「さっき登録するのが久しぶりと言ってましたが錬金術師になる人って少ないんですか?」



「そうですね、どうしても初期投資がかかってしまうのでなろうとする人が少ないんです」

「それに冒険者や聖職者の方たちはポーションなんて使わなくたってヒーラーがいれば問題ないと思ってる方が一定数いるのでそういった方々が錬金術師を下に見てるのでわざわざ錬金術師になる人は少ないんです」


「なるほどー」

「結構馬鹿な人が多いんですね」



「くっくく!!」

「面白いこと言う坊ちゃんだね」


右手の階段から笑いながら降りてくる老婆


「ギ、ギルド長」

受付をやってくれたおねぇさんが驚きながら頭を下げる



「坊ちゃん聞いてもいいかい?」


「はい、なんでしょう」



「どうして馬鹿の人が多いって思ったんだい」



「そうですね、少し考えればわかると思いますが」

「ヒーラーが潰れたらパーティが終わります」

「ヒーラーが魔力不足またかヒーラー自身が怪我や毒になったとき誰が直せるんです?」

「それに比べてポーションは「「誰が」」使っても効果は変わらず回復できるなんて」

「命をかけて冒険していればどれだけ重要なのかわかりそうなものですけど」



「その通り!!」

「素晴らしい!」

「その年でよくそのことにきずいたもんだい」

「坊ちゃん名前は?」



「はい、初めましてギルド長どの」

「マルクス公爵家アレン・マルクスの子エレン・マルクスと申します」



「「公、公爵様だって!」」


「なんだって公爵の子が錬金術師なんてなるんだい」



暗殺や裏切りから身を守りたい!からなんて言えないし

えーっと


「た、楽しそうだったからです」



「「へ?」」



「くっくくく、はーっはははー」

「気に入ったよ、エレン坊ちゃん!」


「あ、ありがとうございます」



「そうだ、特別にこれをあげようかね」

次の瞬間ギルド長の指輪が光り、古びた本が現れた

そのまま、その古びた本を俺に渡してきた



「この本は?」


「これは私が師匠にもらったレシピ本だよ」

「見習い錬金術師だとほぼ作れないがいずれ見習いから位が上がるといろいろ作れるはずさ」



「なるほど、有難くいただきます」

「ありがとうございます」

「最後にギルド長のお名前を聞いても?」



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