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手を繋いてあの波戸場まで

作者: 檸檬

前作の「新月の夜空に」と合わせてお読み下さる

と嬉しく思います♪

渦巻く川のながれを真っ直ぐに


あなたが私の待っている岸にまで


泳いで来てくれている


途中で溺れないか 


足がつったりしないか


息苦しくないか


心配でたまらない


あなたが泳いだ後


水面に真っ直ぐな線が描かれた


真っ直ぐなその姿に胸を打たれる


ただあなたの無事を祈って


岸で待つ事しかできない私


あなたが近づくとすかさず


手を伸ばす


すぐにあなたにタオルを


ビーチサンダルも履いてね


そしてあたたかな風を感じながら


藤の花が咲いた長いアプローチを

あなたと手を繋いで歩く

あなたの履いたビーチサンダルが水を含んで

チャプチャプと楽しげな音を立てる

二人の会話もテンポ良く弾むよ


あの橋まで一緒にあるいて

船着き場に着いたら


あなたの街まで続く船に乗ろうね


船上のデッキに座ったら

あなたの乾いていく髪が揺れる

夕日に照らされてあなた髪は黄金の草原

その横顔に見とれて手を伸ばすよ


あなたの住んでいる街と私の

住んでいる街の間にある大海原を

風と水面の流れに任せて

ゆっくりと進んでいけたらいいな


海に溶けるだるま夕日と朝日を

あなたに見て欲しい


二つの蜃気楼が1つに重なってる


にっこり笑ってる様にみえるから


向日葵が咲く頃を思って


無理に泳がなくてもいいの


紙の小船を浮かばせて夢の波間を


ゆっくりと揺られ


いつの日か


一面のヒマワリ畑が見えるような歌


をあなたと歌い合いたい







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