登場人物紹介-2
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関興=秦朗
本編の主人公。関羽の息子(実際は大いに疑問)で転生者。
前世では三国志フリークだった、24歳社畜リーマンの秦朗。
将来、主君の劉備と同盟軍の孫権に裏切られ騙し討ちにあって殺される関羽と関平を、敵の曹操と手を結んででも救いたいと奮闘している。
幼児とは思えぬ知謀と度胸を曹操に気に入られた関興は、許都にいる漢の天子を狙った高幹の謀叛を、荀彧・張遼と協力して鎮圧することに成功。その功が認められ、曹操の義理の息子(元・秦宜禄の妻で曹操の側室になった杜妃の子)として秦朗の名前で、唐県侯の爵位と虎賁中郎将の官位を授かる。
関羽
荊州唐県の県令として領内の富国強兵に成功した、正義感の強い人物(だと関興は信じている)。
かつて塩賊として追われる身だった過去から救ってくれた、漢の天子に仕える貴族・劉和を敬慕しており、その縁で劉備とは義兄弟の契りを結ぶも、変節極まりない劉備には不信感を抱いている。
現在、関興の作戦に従って曹操の“埋伏の毒”として振る舞うか、恩義を受けた荊州牧・劉表に尽くすか両睨みの立場を崩していない。
劉備
三国志演義では聖人君子として描かれているが、この世界の劉備は、身を寄せた群雄の乗っ取りを企む“姦雄”。曹操にはその本性を見破られ、敵対勢力に送り込めば、自動的に乗っ取り機能が発動して、敵は内部から攪乱される「獅子身中の虫」と評される。
いま現在も劉表の治める荊州を乗っ取ろうと画策するが、見通しは立っていない模様。
荀彧
春秋戦国時代の儒家・荀子の末裔で、曹操のブレーンを務める稀代の天才政治家。漢の天子に忠誠を誓い、曹操の力を利用して塗炭の苦しみに喘ぐ民衆を救い、漢の社稷を復興しようと奮闘している。
許都を訪れた関興を深く気に入り、その才能を愛おしく思っている。
将来、曹操が帝位簒奪の野望を抱くことを危惧するが、その場合でも自らの志を曲げ媚び諂うことなく、最期まで儒者の道を貫こうとしている。
鄧艾
貧乏のあまり牛飼いに売られるところを、関興に助けられて従者になった少年。
西平の敗戦が袁尚のいる鄴を攻撃するために曹操の仕組んだ計略と見破ったり、牢屋に閉じ込められた関興を助け出す機転を働かせるなど、将来兵法家として大成する才能を芽生えさせている。
無口だが、本人曰く成長期のため美味い物に目がない。
甘寧
元・江夏郡の黄祖に仕えていた錦帆賊の首領。二百名の部下を食わせることに疲れ、同じ荊州軍で活躍する関羽に仕官するため、関興の乗る楼船を襲って脅迫する。
武勇に優れるも素行が悪く、潘濬からは悪党と呼ばれる。六つに割れた自慢の腹筋を見せびらかせるために上半身裸で街を練り歩く、変態イケメン筋肉ダルマ。
史実では孫呉に亡命するはずだったが、彼が関羽軍に身を投じたことがこの世界の歴史にどう影響するか、目が離せない。
諸葛孔明
バーチャルリアリティ・歴史シミュレーションゲーム三国志の世界を構築した女神様が扮している。自称、この世界の主人公。章武三年(223)に劉備の死後、蜀漢の天下統一を目指すシナリオから本格的に采配する予定。
ただし、三顧の礼と赤壁の戦いを生体験したいらしく、ゲーム開始の20年以上前に関興を転生させてしまった。
得意の智謀で関興を騙し【雷天大壮】スキルを授けたが、それは関興が良からぬ悪巧みを行なったら雷を落として天罰を下すための罠だった模様。
第三部では関興に立ちはだかる敵として、曹丕や賈詡,孫権が新たに登場します。
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