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三国志の関興に転生してしまった  作者: タツノスケ
第六部・哀惜師友編
142/271

※※ 登場人物の紹介 ※※

●関興=秦朗

161cm 52kg 11+3歳(女神様の成長加速加護)

統率79 武力79 知力89 政治力79 魅力61

歩兵C 騎兵C 弓兵A 水兵B 攻城A 籠城B

【スキル】弩弓術 先読 交渉 鑑定 エセ道術 雷天大壮

父・関羽 母・()妃 ガールフレンド・(こう)(あん)

本編の主人公。前世は三国志フリークだった社畜リーマンの(はた)(あきら)。彼女いない歴=年齢の24歳でトラック転生してしまう。

もと呂布の武将・秦宜禄の妻であった()妃は、曹操の妃として迎えられた後、妊娠していることに気づいた。忌み嫌われる双子に生まれたせいで殺される運命の赤ん坊に、転生後の魂が宿った(しん)(ろう)は、()妃の昔なじみであった関羽に預けられ、彼の子(関興)として育てられる。

三国志の史実を知る知識チートを利用したせいもあるが、知謀に長けた荀彧や武力に優れる関羽・甘寧らに教えを受け研鑚したおかげで、本来のステータスよりも遙かに高い能力を持つに至った。

揚州に割拠する孫紹(参謀は周瑜)と組み、父・関羽を担いで曹魏から秘かに独立することを目論んでいる。

曹操とは“嫁の連れ子”の関係にあり、その優秀さを買われ養子にならないかと誘われたこともあるが応じなかった。ひょんなことから曹丕と曹沖の後継者争いに介入し、曹丕を廃嫡に至らしめたため曹操の怒りを買い、「わしの前に二度と姿を見せるな!」と追放を命じられた。


●曹操

164cm 69kg 56歳

統率97 武力77+5 知力92 政治力97 魅力96

歩兵S 騎兵B 弓兵A 水兵D 攻城S 籠城C

後漢の天子を許都に擁し、天下十三州のうち八州を領有する最強の群雄。

関興・張遼・徐晃ら“Bチーム”の活躍で、史実と異なり赤壁の戦いで壊滅的なダメージを被らなかったため、曹魏にはまだ平和裡に天下を統一できる余地が残されている(と荀彧や関興は考えている)。

また、荊州の関羽・揚州の孫紹・涼州の馬超および遼東の公孫康は、形式的にしろ後漢の天子(を擁する曹操)に臣下の礼を取っており、曹操の天下統一の障害となる群雄は、益州の劉璋・荊州南部の劉備・揚州南部の孫権と五斗米道の張魯だけになった。

いつしか曹操は、漢の天子を廃して自らが皇帝に即位し、新しい王朝を興す野望を露骨に現し始めた。

老いを自覚したせいか、文徳によって敵を帰順させ時間をかけて天下統一を目指す荀彧の策を迂遠に感じ、天下統一せずとも功績によって爵位を魏公・魏王に上げ、最終的に皇帝の位を禅譲してもらう董昭の策に傾く。

爵位を上げるにふさわしい功績を獲得しようと、反曹操クーデターを企む侍中の伏完と涼州の馬超を討伐することを目論む。


●荀彧

身長・体重は不明 48歳

統率82 武力51 知力99 政治力99 魅力95

歩兵B 騎兵D 弓兵C 水兵D 攻城B 籠城S

曹魏の軍師。であるとともに、漢の朝廷にも仕える侍中。

史実では、曹操の力を利用して乱れた天下を再び統一させ、漢の世を永続させることが正道だと考え、自ら皇帝に即位し新しい王朝を興す野望を抱く曹操と対立した結果、建安十七年(212)に死を賜った。

この世界では、漢の世という形式論にこだわるべきではなく、民の平和と安寧な暮らしの実現こそが正道で、それを実現してくれるなら曹操でさえも敬うべきだとの関興の考え方に共感する。しかし、武力の行使ではなく、あくまでも文徳によって敵を帰順させる仁徳の精神を重んじた天下の統一を果たすよう諫言したため、やはり曹操の不興を買ってしまう。

「正道に従って主君に従わないのが君子の踏むべき宿命だ(『荀子』子道篇)。自らの志を曲げ、()(へつら)うことなく、私は最期まで儒者の道を貫きたい」との信念が、この世界でも悲しい結末を迎えてしまうのか……。


●司馬懿

173cm 70kg 31歳

統率88 武力69 知力98 政治力89 魅力63

歩兵A 騎兵C 弓兵C 水兵D 攻城S 籠城A

史実によれば、三国鼎立の乱世を嘉平三年(251)まで生き延び、最終的には魏を乗っ取って晋王朝を興すことになる知謀の軍師。

丞相府への出仕を拒否した罰で、この世界ではしがない牢番から下積みを経験するよう曹操に命じられたが、幸運にも牢に投獄された転生者・呉範から正史『三国志』を奪い、今後起こるであろう未来の出来事(いわゆる史実)をあらかじめ知ることができる【先読み】のスキルを手に入れた。

司馬懿がクーデターを起こして魏の実権を握るまでに史実では四十年も掛かった(嘉平元年(249))が、今は【先読み】のスキルを活かして早期に乗っ取りを謀ろうとたくらみ、裏で曹操や曹丕を煽っているらしい。


●曹沖

172cm 60kg 16歳

統率81 武力75 知力87 政治力80 魅力84

歩兵B 騎兵C 弓兵A 水兵D 攻城C 籠城B

父・曹操 母・環夫人 妃・(しん)(らく)

史実によれば曹操は、知略に優れ心優しい美少年であった曹沖を溺愛しており、秘かに自分の後嗣ぎにしたいと願っていたが、惜しくも建安十三年(208)に病死した。後に魏の初代皇帝となった曹丕は「曹沖が生きておれば、自分は皇帝の地位に登れなかっただろう」と述懐したらしい。

この世界では建安十五年(210)になっても生存しており、曹操はついにハイスペックの曹沖を自分の後継者に指名した。兄・曹丕の許嫁であった(しん)(らく)への淡い初恋を実らせ、彼女との結婚を果たす。

後漢の献帝のもとに入内する異母姉の曹麗と仲が良い。また、血の繋がらない弟の秦朗(=関興)には何度も窮地を助けられ、将来公となった暁には秦朗を自分の右腕に据えて活躍させたいと思っている。


●曹丕

171cm 80kg(肥満気味)21歳

統率75 武力71 知力74→51 政治力81→57 魅力67

(※董桃の【魅了】スキルに惑わされ知力・政治力は状態異常中)

歩兵B 騎兵B 弓兵D 水兵D 攻城B 籠城C

父・曹操 母・卞后 妾・董桃(牢に投獄)

史実では言わずと知れた、曹操亡き後、後漢の献帝に迫って禅譲を受けた魏の初代皇帝。

曹操の嫡男であった曹昂が戦死した後、曹操の後継者として期待されていた。曹沖・秦朗ら優秀な弟が成長すると、自負とプレッシャーの狭間で尊大に振る舞ってしまい、傷寒病に倒れた曹操に代わって指揮した赤壁の戦いで大敗。

その失意を癒してくれた傾城の美女・董桃に溺れ、太子としての役割をおろそかにしたため、怒った曹操に廃嫡のうえ無期限の謹慎を言い渡されてしまった。

その結果、これまで曹丕を支えていた臣下は離散、同じく廃嫡させられた取巻きの呉質・朱鑠、および新たに臣下となった司馬懿だけが彼に仕えている。


●関羽

186cm 84kg 41歳

統率84 武力97+5 知力75 政治力77 魅力88

歩兵S 騎兵S 弓兵C 水兵B 攻城B 籠城C

鎮南将軍・荊州刺史。

忠義に溢れる軍神。かつて塩賊として追われる身から救ってくれた、後漢の天子様に仕える貴族・劉和(故人)を敬慕している。反覆常ない劉備に不信を抱き、彼とは決別。今の世の塗炭の苦しみから領民を救い出し、戦乱のない平穏な暮らしを実現したいという亡き劉和の理想を叶えてくれる英傑の才を、我が子の関興に見出した。

赤壁の戦いでは、傷寒病に罹患した曹操を医者の張仲景に依頼して治療させるとともに、関興ら曹魏軍の“Bチーム”の作戦に協力し、その功績を盾に曹操に荊州の領有を認めさせた。

いまだ幼い関興が成長するまで曹操に面従腹背するも、いずれ関興が曹操に替わって天下に君臨することを心待ちにしている。

子には関興のほか関平・蘭玉、配下部将に甘寧・鄧艾・龐統・魯粛・潘濬・蒋琬・魏延・劉巴・劉靖・周倉・鄧芝ら優秀な人材が揃っている。


●諸葛孔明(女神様)

身長・体重・胸のサイズは非公表 年齢はエルフ式のため非公表

統率93 武力44 知力100 政治力97 魅力92

歩兵A 騎兵C 弓兵C 水兵B 攻城A 籠城S

「推しの劉備を助け、史実では果たせなかった天下統一を成し遂げたい」という女神の気まぐれな思いつきで造られた、三国志そっくりのVRの世界。女神自身は天才軍師の諸葛孔明に扮して舞台に降臨し、下僕として使えそうな三国志フリークの(はた)(あきら)を、関羽の息子・関興として転生させた。

自称この世界の主人公である、絶世の美女。章武三年(223)に劉備の死後、蜀漢の天下統一を目指すシナリオから本格的に采配する予定だったが、生・三顧の礼と生・赤壁の戦いを体験したいとこの世界の歴史に介入した結果、劉備に裏切られ思わぬピンチに。救ってくれた関興に微かな恋心を抱いてしまう。

史実に則り「天下三分の計」を実現すべく、今は益州領有を目指して動いているらしい。


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