未来の魔法少女、ユカリの視点 〜ゆっくり実況「憑かれた鏡」〜
どうも、ゆっくり霊夢です。
ゆっくり魔理沙です。
今回は、新しく出たホラーゲーム「憑かれた鏡」を実況していくよ。
ゆっくりしていってね。
ゆっくりしていってね。
私はぼーっとしながらその動画を眺めていた。
私はよく動画を見ながら、同時に音楽を流すのだが、その時は大好きなボカロP「空白p」さんの「ひなぎくの場合」という曲を聞いていた。
ひなぎくの場合 作詞作曲 空白P
ごめんね
許さないでね
あんなことをしてしまったことを
ある日偶然
あの道で
すれ違ってしまったことを
ああ
お大事に
お見舞いに行くよ
ひなぎくの花束を連れて
ああ
お大事に
ひなぎくは君を殺すよ
小さな手で
世界を握り潰した
君と世界を握り潰したんだ
昨日
空白Pさんの歌詞の特徴は……最初の二行目で全てが出ている。
「ごめんね」
「許さないでね」
こんな風に、全く逆の意味のことをすぐに言っている。
「お大事に」
「君を殺すよ」
というところだってそうだ。
「小さな手で」
「世界を握り潰した」
世界を握りつぶすのは、普通は「大きな手」だろう。
ところが空白Pさんは「小さな手」とする。
こうして考えてみれば、一見、誰でも「空白P的な歌詞」を、機械を使って無限に作ることができそうだ。
どんどん逆のことを詰め込んでいけばいいのだから。
ところが、そうではないのだろう。
これは、ずっと彼の曲を聴き続けているうちにわかってくることなのだが……この「逆のこと」の選びかたが、どう考えても空白Pにしかできないようにして作られている。
これを機械が真似することはできない。
聞けば聞くほど、私には空白Pの選びかたが気持ちよくなってくる。
性感帯を開発されていくように(こういうのは、エロ漫画でしか読んだことがないことなのだが)。
空白Pの音楽は私を変態にする。
ねえ魔理沙?
どうしたんだ霊夢?
どうして主人公の名前を私にしてるの?
悪いか?
悪くないけど、なんか私が呪われているみたいじゃない!
気にしすぎなのぜ。