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青空を見上げて

性格

作者: 星凪 怜

長く、女性の多い職場にいる。


女性が2人だと、嫌いでも、割り切って仕事が出来る。

しかし、3人になると、派閥が出来る。


そうして、それ以上になると、本格的に派閥が出来、表では笑顔でも、裏では悪口だらけ。


この前の連休に、2つの派閥から、それぞれ女子会に誘われた。


どの派閥にも入っていない私。

私から情報を引き出したいのか、単なる派閥へのお誘いか?


若い頃は、空気みたいに軽い口だった私。

歳を重ねる事に、世の中を知り、口も固くなってきた。


私の中には『内緒だよ』と言う情報が、たくさんある。

でも、溜め込むのは身体に悪いので、忘れるようにしている。

他人の愚痴を記憶しておいても、何のメリットも無い。


ひとつだけメリットをあげるとしたら、人間関係が面白く観察出来る事。

表の人間関係。裏の人間関係。


どちらの女子会も、相手の派閥への悪口。

私は、全く知らないふりをして『そうなの?』なんて、猫ならぬ『タヌキ』を被る。


『何か言ってたら教えてね』

派閥のリーダーが言う。

『分かった』

私は従順なふりをして返事。


学生の頃、派閥に入らない事で『八方美人』と陰で言われていた。


私の性格なのかも知れない。

派閥に入ったら、他は見えなくなりそうだから、自由に動く。


逆に、派閥に入ってないから、誘われない事も少なくない。

ちょっと寂しい気もするけど、派閥の中でも悪口があったりで、今の私には、身内以外信用出来る人がいない。


だから、自分の気持ちを自由に表現したくて、この場所にいるのかも知れない。


言いたい事があったら、本人に言えばいい。

大人だから、喧嘩になりたくないから…と、言い訳して、陰で悪口。


それが、本当に大人なのだろうか?

喧嘩腰にならないように、やんわりと注意や意見を言えないのが不思議。


私は、口は固くなったが、言うことはハッキリと言う。

おかげで喧嘩にもなるのが欠点。

でも、自分が悪いときは謝るし

『言い過ぎました。ごめんなさい』と頭を下げる事もある。


人は、何かしらのコンプレックスがあって、それに少しでも触れられると、怒ったり不機嫌になる。


今の職場には、上司がいるものの、部署を支配したいと思っている女性が2人いる。


その女性ごとの派閥が2つ。

その女性達を嫌ってる派閥がひとつ。

小さな部署に、3つの派閥がある。


こんな場所から解放されて、思いきり本を読んで、たくさん書きたい。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 初めまして。何だか悩んでるみたいで、本当の話?のようで気になりました。 あまり下手な事は言えませんが、人間見てる人は見てるものなので、決して気落ちせず……のびのびと書いて楽しむのが一番だと…
[良い点] 派閥ならではの苦労が少し知れて勉強になりました。社会はいろいろと難しいですね。
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