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プロローグ「思い出を作ろう」

こんにちは、蛙です。

暑い夏なので、なんやかんやで梅雨よりも前から考えていたホラー作品で涼んでみるのはいかがでしょうか?

初めてのホラーなので至らない所もあると思いますが、生温かい目で見てくだされば嬉しいです。


とある山奥の村に、今年度いっぱいで廃校になる中学校があった。

その学校の全校生徒は少子化のおかげで36人まで減っていた。


「昔は……300人はざらにいたんだけどねぇ……」


このような言葉が、廃校になることが決まる前後から村の老人の口々から聞こえてくる。


しかし、村の老人の言葉はこれだけではない。村の子ども達はよくこの言葉を村の老人衆から聞いていた。


「あの学校には、絶対に夜に近づいてはいけない……」


この廃校になる予定の学校で一番人数が多いのが2年生である。

しかし、その2年生でさえ、たった1クラスの12人といった具合なのだが……。

双子のモモとノノ。 不良3人組の真奈まな優花ゆうか芽生めい。 目指せ男の娘、かける。 トマトで会話の本名不明の通称トマト。 レッツエンジョイスポーツがモットー、蒼馬そうま。 ノームーブ、ノースタミナ 昇児しょうじ。 体は中二、心も中二の常識人3人組 しゅんや、りき、トオル。

この計12人が2年生全員であり、今回の惨劇の主人公たちである。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


夏休みのある日


この日、2年生全員はトマトの提案でずっと昔から入ってはいけないと言われ続けている夜の学校で肝試しをすることになっていた。


夕方、日が沈み終わり夜に移り変わろうとしている時

校門の前に人が集まり始める。

彼らの格好は、夏休みだというのに何故か全員制服である。


完全に日が暮れ、辺りを暗闇が包み終える頃には、全員集まっていた。

全員集まっているのを確認すると、提案者であるトマトが皆の前で説明を始めた。(通訳:しゅんや)


「トマト、トマトマトマトトマト(今日は来てくれてありがとう!)トマトマトマトトトマトマトマトマト(この肝試しのルールはみんなで、校舎内のどこかにある近くの神社から貰った効力ありげなお札を三枚取りに行くというものです。)トマトマトマトマト!(皆で頑張りましょう!)」


楽しそうに校舎に入っていく者。強がりながらも足は生まれたての子鹿の者。皆が皆、乗る気で参加しているわけでは無いが、最後の思い出を作ろうと校舎に入っていく。


誰も皆、ここから先のことは予知できないまま……

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