プロローグ
初めまして、けむけむ〆と言いますm(_ _)m
初投稿をして見ました。
至らない点は指摘して貰えたら嬉しいです。
(やんわりとお願いいたしますm(_ _)m)
「僕のはじめてはキミにあげるよ。だから君のはじめては僕にくれる?」
「うん。いいよ、約束…………
………ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ、ピピピッ、ピピピピピピッ
バシッ……
部屋に鳴り響く忌まわしいスマホのアラームをやっとの事で止めた。また懐かしい夢をみてしまった。
あぁ、今日もまた面倒くさい1日が始まってしまった……
新しい学校か……
いきなりつぶやきばかりで申し訳ないが、ここで自己紹介をしようと思う。
「初めまして。西川 ひなの 16歳、現役高校生をやっております!」
…うん、朝からハイテンションは疲れますな……
ッと転校初日から遅刻はマズイのでこれから学校に行かないと!
プルルルルーー……
「ただいま下り方面、列車3番ホームから発車いたします。」
プシュ〜〜
「はぁ、はぁ……、間に合った……」
汗が額からするりと髪を伝って首の方へ垂れてきた。
「危なかったぁ……、明日からはもう少し早く起きよう……」
この電車は授業にギリギリ間に合うくらいに学校に着くので、必ず乗らなければいけなかったのだ。
「新しい学校か……、楽しいのかな……」
と本日2回目の発言を繰り返しているうちにいつの間にか学校の最寄駅に着いていた。
どんだけぼーーっとしてたのだろう……
電車を降りて階段を上ると、改札口の前に人だかりが出来ていた。
「なんだろう??」と思って近づいてみると……
キャャャャャャャャャャャ、王子ーーー!
女子特有の、甲高い声が響く。
「王子??」
考えるよりも先に答えがわかった。
そこにはとてもカッコいいというよりも綺麗な男の子が立っていたから……
多分ハーフであろう色白の肌に青い眼、染めたような色ではなく、白に近いような金髪、モデルのように高い身長と長いまつ毛。
こんな男の子が実在してたなんて……
女子達が発狂するのも無理ないだろう。
「おはようございます!久遠様ぁ!」
と一斉に挨拶した女の子達に、
「うん、おはよう。」
とまぶしい爽やかスマイルで返す久遠様という男子。
キャャャャャャというお決まりの甲高い声がまた響く。
「いやぁ、イケメンは大変だね」
とその光景を横目で見ながら学校に遅れないよう、早足で歩いた。
ドオーーーーーーンという効果音がふさわしいほど大きくそびえ立つ建物。
「うん……
これは、学校なのか??」
噂には聞いていたが、はるかにそれ以上の壮大さだった。
そう、だいたい想像がつくと思うが私が編入するのは、私立皇陵学院
いわゆる、財閥のお坊ちゃま、お嬢様が通う学校なのだ。
「みんな学費いくら払ってるんだろ……」
そんなことを考えつつ、ゴージャスな門をくぐる。
ちなみにド庶民の私はここの馬鹿高いであろう学費が払えるはずもなく、編入試験の特待生制度が無かったら絶対に入学はしなかっただろう。
特待生制度というのは、編入試験での得点率が9.5割以上の優秀な成績のものは、授業料および学校内での全ての行事、食事の費用はこの学院が負担するという私にとって神の様な制度だった。
この試験はT大、K大などの入試問題を参考に作られており、通常の受験よりもはるかに難しいとされる。
「本当に頑張った甲斐があったなぁ〜」
一銭も払わずに、こんな立派な学校に行けるなんて!
なんていう甘ーーい考えはこの後すぐに崩れ去ってしまう事になる。
とりあえず校長室に行こうとすると、周囲からの視線が痛いほど突き刺さって来た。
「ほら、あれが噂の特待生でしょ。やっぱりメガネかけてる笑。ガリ勉ですのね〜」
「なぜこの由緒正しき学院にこんなド庶民が……、ありえませんわ!」
「なんだ。やっぱり庶民の女は品がなさそうだな……」
ひそひそひそひそ
聞こえてますけども……
やっぱりこうなってしまうわけね……
前言撤回。
でもどうしよう……この学院広すぎて校長室のばしょ分からないし…………
「案内してあげようか?」