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最後の分岐点
今日は疲れたねと交わす相手がいないくらい、
みんな打ち上げに全力を挙げていた。
すごい頑張るなぁ…
ただぼうっと見てるだけでも疲れるだろうに…
とにかく何度も乾杯をし、腕と喉が痛い。
私の様子をみかねた雪輔は一緒に帰ろうと声をかけてくれた。
「雪輔が言ってくれなきゃこのままだったよ…」
「隠してはいたみたいだが、お前の顔がかなり引きつってたからな…」
苦笑している雪輔。お見通しだなぁ、かなわないよ。
あ、そういえばあの文庫本、入ってるかな。
どうしよう、本屋に寄って行こうか…
本屋に寄る→萩都くんの書店へ
やめとく→雪輔との帰り道
…そういえば八千代先輩がなんか言ってたよね…→ 八千代先輩のお迎え




