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1000年の孤独とそれを愛で埋めた100年  作者:
第三章 繋ぐ愛
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第二話 温かい居場所

ステラは音が聞こえづらくする魔法をミラにかけながら教室へと向かっていた。

せめて、ミラには暴言が聞こえないように


「みんな、今日から新しい仲間を紹介するよ、座ってね、」

扉を開けみんなにそう言うと

「えー!誰ー?」

と興味津々で聞いてきた。


「ほら、自己紹介してね、」

「みら、です、よろしくお願いします…」

「ミラって言うんだ!」

「可愛い名前だね!」

「先生につけてもらったの…」

「えっ?先生が付けたの?!」

驚いたように顔を見られステラは微笑みながら言う。

「そうよ、いい名前でしょう?」

「先生にしてはセンスいいね」

「そうだねー!」

「ちょっと!失礼よ!」


明るい教室の雰囲気にさっきまで泣きそうだったミラの顔が少し緩んだ。

「ふふ、」

「どうしたの?ミラ」

「いえ、とても温かい場所だと思ったんです」

「ミラも気に入ってくれた?!」

「今日から貴方の居場所でもあるんだから、私達とも仲良くしてね」

「居場所?私なんかがいていいんですか?」

「おう!ここは居たいと思ったらいつまでだっていってもいいそうだろ?先生!」

「ええ、でもみんな仲良くね」

「ミラにも優しくしてあげるんだよ」

「はーい!」


みんな返事をする。

ミラは本当に幸せそうに笑った。

「ミラ!私の隣おいでよ!」

「は、はい!」

「席が決まったみたいね、」

「じゃあ、今日も授業始めるよ!」

「先生!今日はなにするの?」


元気よく生徒がステラに質問する。

「今日はミラが初めて受ける授業だし『お湯を沸かす魔法』にしましょう、」

「みんなできる?」

「できるよ!」

「あ、私は…」

「大丈夫だよ!ミラ!僕も最初は全然できなかったし、先生は出来ない人を見捨てたりなんてしないから!」

「そうよ、ミラ、少しづつやっていきましょう」

「何度失敗してもいいの、」


生徒たちの、ステラの優しい声を信じミラはその魔法を使ってみることにした。

「すごいよ!ミラ!もうできてるじゃん!」

ミラの淹れたお茶を飲んだ生徒が言う。

「そうかな…」

「これ、少し苦いよ…」

「大丈夫だよ!先生のお茶もまだ苦いんだから!」

「えっ?!先生のお茶が?!」

「ちょっと!なにバラしてるの!」

「あっ、先生ごめんよぉー」

「(先生も完璧じゃないんだ…)」

ミラはとても救われた気持ちになった。

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