第一話 小さな少女との出会い
あれから150年がたっただろうか、
ステラも800歳、すっかりおばあちゃんだ。
そんなステラは森を歩いていた。
気分転換に散歩に来ていたのだ。
そんな中泥だらけで倒れている小さな獣人の耳が生えた少女を見つけた。
「大丈夫?!」
返事がない。
その子を抱きかかえ、急いでステラは家まで連れて帰りお風呂に入れ泥を落としてあげた。
しばらくして少女が目を覚ますと
周りの静寂さに驚いていた。
「あの…」
「ここは?」
「目が覚めた?」
「ここは私のお家よ、貴方はどこから来たの?」
「私…」
「お母さんとエルフの里に住んでたんだけど、私ハーフだから、上手く魔法使えなくって、お母さんにお前なんかいらないって、追い出されちゃって…」
泣きながら必死に説明してくれた。
この子は身寄りがない。
その事を理解するとステラは昔の自分そしてシオンと重ねた。
私が守らないと、
「そっか、帰りたい?」
「いや、あそこ怖いの、」
「ここは静かだけどあそこ大きな音がたくさんあるの、」
「そっか、じゃあここにいる?」
「いいの?」
「いいよ、魔法も私が教えてあげる」
「私、何にもできないよ?」
「最初はみんなそうよ?」
「大丈夫、私これでも先生をやっているの、明日、学校に連れて行ってあげるから、」
「先生?」
「ええ、」
「今日は休みなさい疲れたでしょう」
「今までよく頑張ったわ、」
「助けに行ってあげられなくてごめんね、」
優しくその女の子を抱きしめる。
「あなたのお名前を教えて、」
「、…ない、」
「じゃあ、ミラにしましょう」
「みら?」
「そう、私と貴方が出会えたのは奇跡だから、」




