第526話 コーヒーブレイク
「帝国については九割方、懸念が消えたと思うよ。あちらの事情が変わっても、情報はペルメッダが捉えるから安心してほしい」
拠点の談話室で、ウィル様が爽やかに物騒なことを言ってのけた。安心はできるけれどな。
どうやら俺たちは最大の、魔族が大丈夫だと仮定したら、現状ほぼ唯一の懸念事項がクリアされてしまったらしい。アウローニヤ貴族の干渉や聖法国に手出しされる可能性は薄いからな。
今回の件をあっさり片付けてくれたウィル様の尽力には感謝してもしきれない。イケメンオタな古韮が教えてくれた、この国の頂点が勇んで大活躍していたという噂話には目をつむろう。俺は見ていないのだから、それで問題はない。
ウィル様を含めた襲撃される役グループが戻ってきたのが昼過ぎ。昼食として料理長の上杉さん主導で作られたサンドイッチをみんなで食べて談話室に移動した。
現在行われているのはウィル様による総評ってところだ。
ちなみにウィル様には守護騎士さんが一人同行している。この人と会うのは迷宮泊訪問と昨日、今日で三度目か。ティア様付きのメーラさんと違って、雰囲気だけは陽気なお兄さんだ。会話はしたことないし、名前も知らないけど。
さらにいえば食事には参加しなかったし、今も部屋の脇の方にあるテーブルに座ったウィル様のうしろで直立不動。これってメーラさんと同じく守護騎士の嗜みというやつかもしれない。
近衛騎士的存在なこの国の守護騎士だけど、ティア様曰く侯爵家の人が行動する時は最低一人が原則になっているのだとか。拠点初登場時のウィル様には着いてこなかったのだけど、アレはティア様とメーラさんが一緒だったのでアリらしい。ガバガバルールだよなあ。
そもそも一番に守られるべき侯王様なんてちょくちょく単独行動しているって話だし、無意味な設定を読まされた気分になる。
そんな一連の説明が以前ティア様から語られた時に一番重要だと感じたのは、メーラさんと常にベッタリだという惚気話みたいだなあってところか。
「さて、賊の処遇についてだけど──」
話は戻って今日のリザルトだ。穏便を好む俺たちにとって気になる話題を振りながら、ウィル様は爽やかさを保ったままだ。
今回の事件は、冒険者に悪さを働いた連中を捕まえてみれば、たまたまそいつらが帝国の犬だったというオチになる。現行犯なのでさすがに無罪放免とはいかないけれど、飼い主たる第三皇子派の外交官には奥様辺りにプレゼントを贈ってあげるからそれで手討ちにしろ、って感じらしい。
実行犯については『いろいろお話』を聞かせてもらってから、ペルマ=タとはほかの場所で就職を斡旋するそうな。開拓民ともいう。
古韮の感想では滅殺されていた犯人たちだけど、どうやら死なない程度の手加減は侯王様たちならお手の物なのだとか。ちょっと安心してしまった俺たちは、やっぱり温いんだろうなあ。
「話を聞くといっても、こちらの持つ情報との突き合わせだから、手荒なことはしないよ」
俺たちの心中を察して気遣ってくれるウィル様のイケメン具合が急上昇だ。
それと、冒険者には手を出さないことを帝国大使館として徹底するようにも通達するらしい。
組合だけでなく、冒険者を大切にしている侯国も敵に回すことになるぞ、と。
帝国どころかアウローニヤ王国よりも小国であるペルメッダが随分と強気だと感じるが、そこは地形と交易で優位だからという理屈は、ちょっと理解が難しいな。
『攻めても美味しくないし、劣勢の第三皇子派が相手なら、だと思う』
昨夜ミリオタな馬那から教えてもらったのだけど、ペルメッダ侯国というのは地政学的にスイスみたいなものなんだとか言っていた。地政学っていうのがそもそもわからない俺だったりするけどな。
「そうそう、リンから聞いたよ。アウローニヤの流民冒険者たちと和解したそうだね。見事なやり口だったとか」
「事情を話して一緒に訓練しただけですよ」
帝国談義が一息ついたところでウィル様が昨日の運動会に言及するが、委員長は余計なことを言わなかった。
待機組に参加していたティア様とメーラさんもこの場にいるのだが、口を挟んだりはしないようだ。
ちなみに待っているあいだ、中宮さんと鍛錬していたので革鎧だったのだけど、今はドレスに着替えている。
和解っていう単語を持ち出してきたウィル様は、不敬についてどの程度承知しているのだろうか。終わったことだし、考えないようにしておこう。
「残るのは迷宮の問題だね。君たちには本当に期待しているんだ。迷宮に集中できるというのは、君たちの目的にも叶うだろうし」
そしてまさに核心をウィル様が突いてきた。
迷宮の異変については、冒険者業界の人たちや俺たちにとって別々の意味で吉と出るか凶となるかはわからない。
冒険者的には儲けられるかどうか。一年一組としては効率良く強くなれる可能性と、あわよくば帰還のヒントが得られるかもしれないからだ。
けれども立ち入り困難となるレベルの大氾濫なんてことになったら、全部が頓挫する。
それでも昨日と今日で、地上でのトラブルが二件片付いた。いや、流民冒険者の方は迷宮ですら問題だったか。ならばなお良しってことだな。
語り終えたウィル様はテーブルに置いてあるティーカップを優雅に手を持ち、黒い液体を口にする。
「君たちが外市街で見つけたというこれだけど、帝国からの輸入品だよ。一仕事終えてこれとは、皮肉が効いているね」
「そうなのかよ。です」
『コーヒー』を一口飲んだウィル様が苦笑し、豆を見つけてきたヤンキーな佩丘が顔をしかめた。
「食べ物に罪はありませんよ。佩丘くん」
「そりゃあ……、そうだな」
聖女というより、この場合は料理長としての上杉さんが諭せば、佩丘も納得の様子になる。料理を持ち出せばコントロールできる佩丘がチョロいのか、それとも言ったのが上杉さんだからなのか。俺が同じことを言ったとして、素直な返事が返ってくる光景が想像できないな。うん、上杉さんの人徳だ。
土産話が多い中、唯一物体としてのお土産がコーヒー豆だった。
ただしゴリゴリする機械や、理科の実験で使うアレみたいなのは無い。なんていうんだっけ、コーヒーを淹れる道具って。
ちょっと興味があったので作っているところを見学させてもらったのだけど、なんかこう凄かった。
店で習ってきたという佩丘は、小分けにしたコーヒー豆を小さい袋に入れて口を縛り、麺棒みたいなので叩きまくったのだ。十一階位の前衛職だからかなりの手加減はしていたはずだけど、とても料理の下準備とは思えない光景だった。いや、ミンチを作っている時も似たようなものか。
で、砕けたコーヒー豆の残骸をアネゴな笹見さんが温めたお湯に投入して、かき混ぜる。ちなみにこの時点で笹見さんの【水術】は通らなくなった。
『あとは放置だ。笹見、【熱術】で温度を維持してくれ』
『あいよ』
そんなやり取りがされてから数分。豆の残骸が鍋の底に落ち、上澄み液がコーヒーということらしい。
本当だったら対流が収まるように火を止めて、掬い取ってから温め直す手順らしいのだけど、笹見さんの【熱術】は全体を均一温度にできるのが強い。ひと手間省けたってことだ。
「僕はあんまり……、ごめんね佩丘くん」
「いい。俺もイマイチだって思ってる」
クッションに座りながらマグカップに口を付けた弟系の夏樹が、あからさまに顔をしかめてから佩丘に謝った。けどなあ。
「正直、かなり微妙だな。インスタントコーヒーより酷い」
何気にコーヒー通みたいなことを古韮が言っているけれど、事前に砂糖と牛乳をドバドバ入れてたのを俺は見ていたぞ。
というか、クラスメイトの全員がそうしている。ブラックで飲んでいるのはウィル様と滝沢先生だけ。ウィル様と同じテーブルにいるティア様は、砂糖だけをたっぷりって感じだ。
なのにウィル様と先生は涼しい顔をしている。大人だなあ。
「俺たちがお子様なのか、モノが悪いのか、淹れ方か、どれだろう」
「たぶん全部よ」
俺の呟きを聞いた綿原さんが眉をへにょんとさせて同意してくれる。近くのサメも低空飛行だ。
「カフェオレっていう感じでもないのよね」
綿原さんの口からオシャレな単語が出て来たけど、俺もそういう言葉を覚えた方がいいんだろうか。
記憶を探ってみても一年一組買い出し部隊が持ち帰ったモノで、ここまでのハズレは初めてかもだ。
先生がちょっと口の端を持ち上げているし、もし口に合っているなら大成功ってことで納得しよう。
◇◇◇
「じゃあ朝からあちこち巡ってきた報告だね」
立ち上がった委員長がメガネをクイっとさせる。
微妙なコーヒーを飲み終わったところで、ウィル様と守護騎士さんは去っていった。ティア様とメーラさんは当たり前みたいに居残っているけどな。
ここからは帝国撃退というメインイベント以外の報告だ。
「せっかくだから佩丘。頼めるかい?」
「俺かよ」
「たまにはいいじゃないか」
いざ報告となった段で委員長が佩丘を指名する。
対外交渉なんかではなく身内の発表会みたいな時に、委員長はちょくちょくこういうことをするんだ。順番というわけじゃなく、ランダムで名指しされるから油断できない。
「ちっ、まあいい。まずは組合だな。今日の木札は古韮がメモってある。八津に渡しとけ」
「おう」
「了解」
舌打ちしつつも佩丘はすぐに報告を始めた。まずは本日の縄張り状況について。
古韮と俺がそれぞれ答える。とはいえ俺の方は佩丘を見ていない。今夜の説明会に使う『資料』を仕上げるために机に向かっているからだ。横ではメガネ忍者の草間も頑張ってくれている。
「四層の魔獣だが、やっぱり異常の報告が増えてるらしい。マクターナさんに聞いたけど、今のところは少しずつ、だとさ」
佩丘の説明は続く。
四層の魔獣については、相変わらずの増加傾向か。一気にドバっと来られる前に、なるべく急いで臨時総会を開こうという組合の判断は、慎重だけど正しいと思う。
「夜の総会は予定通りに開催だそうだ。おい八津、お前のソレ、間に合うんだろうな?」
「描けるトコまでなら」
「……やるなら最後までしっかりしやがれ」
発破をかけてくる佩丘に、俺は一瞬だけ顔を向けてから答えた。
口調もガラも悪い佩丘だけど、しっかり者で几帳面なんだよな。今の言葉だって励ましだというのは、ちゃんと理解できているぞ。
「でだ、明日の迷宮なんだが、マクターナさんと【捜術師】が同行を依頼してきた」
続く佩丘の言葉に、俺と草間が同時に顔を上げる。視界の端ではティア様がおっかない顔になっているけど、そっちは見なかったことにしておこう。
帝国対応のせいで一日遅らせ明日に予定している迷宮だけど、ティア様たちは一緒しない。レベリングの名目もあるし、体裁を考えて一年一組の十二階位をなるだけ増やしておきたいからだ。
そこにマクターナさんともう一人が加わるのか。ティア様がお怒りになるのは、そりゃそうだ。
「先生と委員長の判断で受けた。いいな?」
「おーう!」
持ち帰って検討ではなくその場でということは、ネガティブな依頼ではないのだろう。【捜術師】って単語でどんな内容かは想像できるし。
「草間、わかってんだろうなぁ」
「うん。魔力の数字合わせってことだよね?」
「おう」
【捜術師】は【魔力察知】を使える斥候系の神授職だ。そして【忍術士】の草間が【魔力察知】で部屋ごとの魔力を数値化していることを、マクターナさんには伝えてある。
そこで組合からも【捜術師】を同行させて、同じことをできるかどうか確認したいってところだろう。マクターナさんも一緒なのは、護衛役としてこっちの手を煩わせないようにって配慮かな。なにしろ【捜術師】は後衛系職なので柔らかいし……。ん?
「その【捜術師】さんって階位とか大丈夫なの?」
座ったままで軽く手を上げた文系オタの野来が騎士職らしい質問をした。対して佩丘がニヒルに笑う。
「ミーハさんだ。十階位だってよ」
「ああ、そういうこと」
ネタばらしをした佩丘の言葉に、野来が笑って返す。
組合の二等書記官であるミーハ・カミュロさんは、マクターナさんに代わって『オース組』の専属になっているけれど、『一年一組』のサブ担当でもある。
【捜術師】であることは知っていたけど、十階位とは大したものだ。前衛斥候職として【探索士】という職があるせいで、【捜術師】は七階位止まりが多い。さすがはペルマ迷宮冒険者組合。層が厚いって感じだ。
ところでティア様、ミーハさんまで追加って聞いてワナワナしてるけど、急遽参加はダメだからな?
おいやめろ、チラ見するな、佩丘。
「組合の話はこんなもんだ。ほれ八津、草間、手を動かせ」
さっきまでニヤリと笑っていたはずの佩丘は、一瞬で眉をしかめて急ぐように話を終わらせた。
ついでに俺と草間に作業再開を忠告してくるし、オカンってやつかよ。
◇◇◇
「なんかくたびれた。委員長、俺はもういいだろ?」
「お疲れ様。じゃあ続きは僕からにするよ」
ティア様オーラの影響もあって、組合の説明だけで面倒くさそうになった佩丘から、委員長がバトンを受け取った。
「大使館に行ってきた話……、もちろん帝国のじゃなくてアウローニヤの大使館だね」
「委員長、いきなり黒いよ」
冒頭でブラックジョーク入れてきた委員長に、呆れ声で野来がツッコむ。昨日と今日で、何度大使館って単語が飛び交ったことやら。
「ごめんごめん。手紙はちゃんとスメスタさんにお願いしておいたよ」
両手を上げた委員長が言い訳をほざいているけれど、口元には笑みが浮かんでいる。
外交官のスメスタさんに渡したアウローニヤに向けた今回の近況報告には、ちょっとしたオマケがくっ付いているからだ。
手紙本体以外に添えられた何十枚もの紙。たとえば一枚目だけど。
『Leasarit Auronija Fel Lead Lemt』
──ときたもんだ。
言うまでもなくアウローニヤの女王様の名だけれども、英語表記なところがミソだな。
もちろん侯爵家の方々に漢字を贈ったのに対応したものだけど……。
『アルファベットにすればいいんデス!』
アウローニヤの知り合いが多すぎて漢字はやってられないとなった俺たちに、ミアがナイスなことを言い出したのだ。
各人で当て嵌める漢字を分担したら統一感が吹っ飛ぶ懸念……、というか現実にそうなったのもあって、エセエルフの提案は皆に歓迎された。戦闘とサバイバル以外でも、ワリと役に立つのがミアなのだ。
という経緯を経て、達筆な白石さんが、以前発注した文机に向かって丁寧に筆記体で書いた文字が量産された。
文机自体は談話室に常駐させると違和感があるし、ティア様が見たらなんか書けって言われそうなので、普段は隣の物置部屋に隠してある。随分と小さい秘密だなあ。
ともあれ俺たちは、というか白石さんが頑張って、アウローニヤで名前を憶えている限りの人たちに英語表記の名前を書いた紙を仕込んでおいたのだ。もちろん友好的だった人たちだけに。
文字起こしをしたのは発案者にしてネイティブで英語ができちゃう系のミア。ここでこそ英語教師な先生の出番かとも思ったが、生徒の自主性を重んじるとのことだった。
たとえば、こういうのを喜びそうなシシルノさんの場合は『Sicilno Hitomi Jesar』って感じになっている。
表意文字で見た目が複雑な漢字と比べれば味気が足りないかもしれないが、こっちもまた特別ってことで理解してほしい。
そんな中には『Arkela Taw Dilev』、すなわちアーケラさんに向けたものもある。すでにウニエラ公国に旅立ってしまった彼女だけど、アウローニヤ経由で届けてくれると嬉しいな。
「あなた方。何かわたくしに隠し事をしていませんこと?」
仕込みを思い出して一年一組がほっこりムードになっていたら、そこにティア様の鋭い声が突き刺さった。
ティア様は勘の悪い方じゃないとは思うのだけど、こういうところで発揮してほしくなかったなあ。
慌てた奉谷さんが両手で口を押えているのが面白い。ミアに至っては中宮さんに背後から手を回されてモガモガやってるけど、それってあまりに白々しくないだろうか。
「今すぐわたくしに──」
「今度、今度教えるから」
白状を迫るティア様に、ミアを抑え込んだままの中宮さんが声を被せる。
「リン……、わたくしの言葉を遮りましたわね?」
「今は報告の最中だから」
どうやらティア様、マクターナさんとミーハさんの同行話からこちら、ご機嫌が急降下中だったご様子だ。
普段の彼女なら、中宮さんの一言で引いていただろう。悪役令嬢の面目躍如である。
「ティアさんたちと同じように、故郷の文字で名前を贈ったんです」
「そう、ですの」
緊迫した場に落ち着いた声が割り込む。もちろん先生だ。これにはさすがのティア様も声を静めるしかない。
嘘はついていないけど、かなりグレーなラインだなあ。先生は【冷徹】を使っているのか平然としているけれど、本来は虚言を嫌うタイプだ。心苦しいに決まってる。
ここでティア様に英語表記で名前を贈れば、侯爵家御一行が現われかねない。
良い人たちだと思うし、恩義も感じてはいるのだけど、偉い人ってだけで拠点に迎え入れるのはどことなく気疲れしてしまうんだ。
いっそこっちから城に送り付けるっていう手もあるか。たった四人分だし、漢字に比べれば簡単な作業だ。
いやいや、それだとアウローニヤ組との公平性が。先生だってそう思ったからあんなコトを──。
「だったらフランス語もアリデスね」
「『ふらんす』語?」
中宮さんの捕縛から逃れたミアが、あまりにもいらんことを言い出した。聞いたことのない単語に、落ち着きかけたティア様の目が据わる。
こういう時ばかりはフィルド語ネイティブが忌まわしくなるな。ナチュラルに日本語が割り込みやがって。
「いやいや、こっちは夜の総会の準備が終わってないんですよ。報告も途中──」
「それはコウシとソウタだけですわよね」
「ねえ、漢字の名前だけど、メーラさんだけ仲間外れって良くないんじゃないかな」
「さすがはメイコ。見えていますわね!」
「でしょー」
「明日の警備は『オース組』にお願いしてきたからね。はい、報告終わり」
混沌とした談話室で言葉が飛び交う。ああもう、ワヤじゃないか。
奉谷さんの提案でティア様の機嫌は戻ったようだし、もういいや。俺は作業に戻らせてもらうぞ。
帝国の暗躍が阻止され、待ち受ける総会。そんな狭間の時間はグダグダとなっていた。
次回の投稿は三日後(2025/07/09)を予定しています。遅れてしまい、申し訳ありません。
(2025/07/09追記)パソコンがSSDごとクラッシュしまして、最新話が消えてしまいました。バックアップが516話まで残っていたので、10話分の読み直しと設定の再確認、そこから最新話の書き直しになりそうです。5日から7日ほどお待たせすることになりそうです。大変申し訳ありません。