表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

464/567

第464話 青いリンゴを叩き割れ



「ですわぁ!」


 ペルマ迷宮二層にティア様の威勢のいい声が響く。


「ミア、やっておしまいなさい!」


「イヤァ!」


 バッファーの奉谷(ほうたに)さんから【身体補強】を貰ったティア様の右正拳突きを腰のあたりに食らったカエルが壁際まで吹き飛び、その先に素早く回り込んでいたミアが短剣を振り下ろしたところでバトルは終了だ。


 ところでティア様、やたら堂々と指示出しをしていたけれど……、まあいいか。

 どうせ二層の魔獣を倒したところでこの場にいる誰も階位が上がるわけでもないし、フィニッシャーとしてのミアはとてつもなく優秀な存在だ。ティア様の選択は実に正しい。

 三層でやらかしたら、その時は注意されることになるだろう。俺ではなく親友枠の中宮(なかみや)さんあたりから。



 忍者な草間(くさま)と遠距離魔術アタッカーの夏樹(なつき)を前に配置する『草樹(くさき)陣』で一層を素早く駆け抜けた一年一組一行は、一層二番階段を経由して三層を目指し、最短距離で移動している。

 超高速移動用の『草樹陣』を二層で継続するのはあまりにナメプになってしまうので、現在は『リンパッティア・フォーメーション』を維持しながら少々速度を落としているけれど、これも予定通りなので問題はない。


「丸太は振り切ったよ。範囲外だ」


 戦闘にはタッチせず、後方を索敵していた忍者の草間が報告をしてくれた。


 このメンバーで二層の魔獣を相手にしても仕方がないので、途中で遭遇した二体の丸太を避けたルートを選んだのだけど、ハグレなのかカエルが一体現れて、ならばティア様の慣らしということで発生したのが今起きた戦闘だ。

 対等以上に戦えるとわかっていたのに奉谷さんがバフったのも、練習だけでなく実戦で活用できてナンボだからという理由である。



「アラウド迷宮じゃ考えられないよなあ」


「そうね。単体のカエルなんて初めて見たかも」


 このあとの昼食にするかもしれないという理由で、ザクザクとカエルの解体作業をしているサバイバルなミアと冷徹なる深山(みやま)さんを見ながら、綿原さんと今の戦闘を振り返るけど、やっぱり同じ感想になるよな。


「ここがメインルートっていうのもあるんだろうけど、一体だけお残しってところなのかな」


「ただでさえ魔獣が少ないのに、ちょっと雑じゃないかしら」


「俺たちだって丸太を避けたんだし、カエルもそうだったのかもな」


「……これがペルマの通常営業だと思った方がいいのかもしれないわね」


 魔獣の群れが発覚してからのアラウド迷宮では、階段と階段をつなぐメインルートや、塩や鉄の部屋への経路にたくさんの人員が割かれていた。

 それに対してペルマ迷宮は、どうやらそういう感じではないらしい。アラウド迷宮も以前ならこうだったかもしれないな。


「珍しいことではありませんが、気になりましたか? ワタハラさん」


「マクターナさん、それほどでもないですけど、理由とかあるんですか?」


 綿原さんがカエルの血を集めて作った赤紫のサメを興味深そうに見つめながら、マクターナさんが会話に加わってきた。

 聞き返す綿原さんだけど、それほどの危機感を抱いていないようだ。道中でカエル一体が出たところでなあ。


 それでも理屈だけは知っておきたい。俺もそうだけど、これは持っているべき感覚だ。


「アラウドを知るわけではないので、わたしとしてはこれが普通だとしか。二層の魔獣が少数であれば、遭遇したところで問題はないのですから」


「やっぱり雑……、というより、軍と冒険者の違いかもしれませんね」


 アラウド迷宮では管理と作業の色が強かったのに対して、ペルマ迷宮は狩りの競争だ。

 目的を安全重視の掃討とするか、不必要な戦闘を避けるかという違いがあるんだろう。ペルマ迷宮では後者が選択されるということかな。

 前回の迷宮で一層のネズミを蹴散らしたように、ペルマ迷宮では主要路であっても面で魔獣が駆除されているという状況ではなさそうだ。


「大した障害にはならないと思います。ありがとうございます、マクターナさん」


「いえ、気になることがあれば、いくらでも質問してください」


「はい。遠慮なく聞かせてもらいます」


 綿原さんはどんな細かい情報でも聞き取り意味を理解することで、一年一組に安定をもたらそうとしている。

 多かれ少なかれクラス全員がそうではあるのだけど、彼女は迷宮委員を拝命して以来、迷宮関連についてはやたらと意識が高い側だと思う。役割を引き受けたからには、っていうタイプなんだ。


 とはいえこの状況は理屈さえ理解出来れば、綿原さんの言うように大した問題にはなり得ない。

 金になる素材を求めることが重視されている冒険者業界の雑な部分が今回の遭遇に繋がったのならば、それはそれで納得できるからな。


 通過するだけになるだろう一層と二層ならば、少々のイレギュラーは大したことはない。だけど三層や、さらには魔獣が増加しているらしい四層ともなればどうなっていくのか。

 やっぱりペルマ迷宮なりの状況に慣れておく必要がある。



「元から油断するつもりなんてなかったけど、三層は本気でやらないとね。八津(やづ)くん」


「ああ。それでもレベリングはやるんだけどな」


「そ。ギリギリの見極め、期待してるわよ」


 なんかフラグっぽい会話になっている気もするなあ。穏便にクリア出来るといいのだけど。



「ところで【血術】、でしたか。【砂術】に比べて効果はどれくらいなんでしょう?」


「砂よりずっと重たいですから、軽い魔獣には有効なんです」


「なるほど」


 空に浮かぶ三匹の赤紫のサメを見つめるマクターナさんに返事をする綿原さんは、どこか自慢げである。


 それでも【血鮫】が魔獣よりも対人戦において有効であるとまでは言わない。それについてはマクターナさんだって察知はしているんだろうな。なにせ『ペルマ七剣』なのだし。


【血鮫】については、地上から血を持ち込むようなマネはしていない。

 魔力の通りが明らかに迷宮の魔獣と相性がいいということもあって、あくまで現地調達で、しかも予備的運用というのが綿原さんの出した結論だ。

 白砂サメ用の珪砂は腰のベルトにくっ付けた専用のポーチに入れていつでも繰り出せるようにしてあって、魔獣の血については使い捨てを前提にしながら随伴させるというやり方だな。ちなみに予備の珪砂は後衛の俺と奉谷さんや白石(しらいし)さんも持っているので余裕がある。とはいえ綿原さんがサメの材料を無駄遣いすることは、ほぼないのだけど。


「解体、終わったデスよ!」


「ありがとう、ミア。移動を再開しよう」


「おう!」


 ミアの威勢のいい声に俺が乗っかれば、クラスメイトたちがいっせいに立ち上がった。



 ◇◇◇



「小さいのが五体。近づいてきてるけど、動きは遅いね」


「なんだろう、たぶん青リンゴかショウガだと思うけど」


「僕もそう思うかな」


 メガネを光らせた草間の報告を聞いて、真っ先に俺が思いつくのは青リンゴだ。どうやら草間も同意見らしい。


「なんにしても魔獣がいてくれて良かったよ」


「変な感覚だよね」


 草間とお互い、苦笑いになってしまう。


 三層に辿り着いて、予約した区画に入ったあたりでやっとの接敵だ。縄張りの内側なのは幸運だったな。

 ただ歩いているだけで魔獣に困らなかったアラウド迷宮との違いがどれくらいなのか知ることも、今回の迷宮行での目的となる。ティア様の階位上げは当然やるとして、冒険者として今後の収入に直結するからだ。

 捌き切れない大軍は勘弁だけど、魔獣を求めて延々と迷宮を彷徨うようなマネはしたくないよなあ。


「けど、八津くんだって、当たりは付けてるんでしょ?」


「まあな。それでも草間たち斥候隊頼りだ」


「へへっ」


 俺の本心からの言葉に、草間がくすぐったそうに笑う。


 たしかに俺は魔獣が渋滞しそうな区画を選び終わっていて、そこを巡るようなルートで移動しているけれど、最終的に見つけるのは斥候たちの力が大きい。



「じゃあやろう。ティア様、いいですね?」


「もちろんですわ!」


 俺の確認に答える悪役令嬢が邪悪な笑みにオーラを被せる。

 今日の迷宮における主役はティア様だ。気合は十分ってところだな。


「敵の正体が確定していないから、引っ張り込んでの戦闘だ。騎士組と念のために海藤(かいとう)も前列。リンゴでもショウガでも、とりあえずは受けるだけで頼む。倒すなよ?」


「おうよ!」


 ウチの騎士職五人と盾役もできる野球少年の海藤が、魔獣が入ってくるだろう扉の前に展開した。

 三層の小型魔獣が五体という草間の情報が本当ならば、この時点で完封まで狙えるだろう。


「ど真ん中の二列目に『ティア様陣』を展開」


「メーラ、アサガオ、ジョウイチ、ヨウスケ、行きますわよ!」


「はっ」


「へ~い」


「……おう」


「っす」


 俺の言葉に即反応したティア様が、王者のごとく配下に命令を下す。

 メーラハラさんを筆頭に、(ひき)さん、田村(たむら)藤永(ふじなが)がそれに答えた。仏頂面の田村の返事に間があったけど、あとで怒られないようにしてもらいたい。ちなみに田村の下の名前が仍一(じょういち)で、藤永の方は陽介(ようすけ)だ。


 騎士の作った列の中央ちょいうしろ、【岩騎士】の馬那(まな)と【強騎士】の佩丘(はきおか)のあいだくらいに『リンパッティア・フォーメーション』が形成された。


「奉谷さん【身体補強】。終わったらすぐに後退で」


「うんっ」


 自分に【身体補強】を掛けたロリっ娘バッファー、奉谷さんの動きは速い。素早くティア様と藤永、田村に【身体補強】を行使していく。


 さて、基本的な準備は完了かな。

 そろそろ敵の姿が見えてもいい頃なんだけど。



「こっちからかき回すか。(はる)さん、ミア、釣ってくれ」


「りょーかい!」


「ラジャーデス!」


 俺の指示に陸上女子の春さんと走れるエルフなミアが即行動を開始する。

 こちらの準備が完了している以上、時間が惜しいし、ほかの方向からの奇襲もあり得るのだ。ここは積極的に動くとしよう。



 ◇◇◇



「やっぱ青リンゴだったよー!」


 隣の部屋に突撃した春さんが戻って来るまでに要した時間は十秒もなかった。


「五体で間違いありまセン!」


 続けてミアもこちらの部屋に飛び込んでくる。

 そんな二人のあとを追う様に、まずは三体の青リンゴが弾丸のようにすっ飛んできた。春さんもミアも、まるで背中に目があるようにヒョイと避けてのけるあたりがお見事である。


 正式名称【五脚単眼青林檎】は、アラウド迷宮三層に出る赤リンゴとほぼ同じタイプの魔獣だ。

 赤リンゴに対し一本足が多くて色が違うくらいで、一定距離に近づくと砲弾のように一直線でジャンプ攻撃を仕掛けてくるという特徴は青リンゴも一緒。こっちのはちょっと小ぶりだけど、足の数が増えたせいもあってか、速度と射程距離が長いらしい。


「前衛、弾け! そこからみんなで適当に弱体化。キープしておいてくれ」


「おーう!」


 ミアと春さんに回避された青リンゴは、一度俺たちの目の前に着地し、そこで足をたわめる。連続ジャンプの体勢だ。標的はもちろんこちらなのだけど、ヘイトコントロールが効かない魔獣は無条件で直近の盾を標的にする。バカめ。


 俺の声に答えた前衛たちが、大盾を手に腰を低くした。



「うしろの二体を先に潰すぞ」


 ガンゴンと音を立てて盾にぶつかるリンゴを他所に、俺が注目するのは姿を見せていない後続の二体だ。


 前衛盾が目の前の三体を弾いてくれれば、そっちは誰かが適当に弱らせてくれる。それよりも先に潰すべきは、続いて突入してくるだろう残りの二体。


「先生、お願いします」


「わかりました」


 二列目に控えていた滝沢(たきざわ)先生が俺の声を受けて、悠然と前に出る。任侠映画の用心棒みたいだな。


「ティア様、先生がお手本を見せてくれます」


「わかっていますけど、なんでコウシが偉そうなんですの!」


「俺たちの先生だからですよ」


 ここで先生に出張ってもらったのは、ティア様に見てもらうためだ。

 ティア様がなんか言っているけれど、我らが先生の活躍をちゃんと刮目しておくように。



「あぁい!」


 直後、扉越しに広間に飛び込んできた青リンゴに対し、先生は奇声を上げつつ右手を振るった。


 右フックの軌道で放たれた先生のパンチなんだけど、本来聞こえるはずの破裂音はしない。スパっと空気を切り裂くような音を、拳が鳴らしただけだ。

 俺は【観察】しているから見えているんだけど、先生レベルになるとああなのか。


「どうしましたの?」


 斜め後方からソレを見ていたティア様が首を傾げるのも仕方ないかもしれない。彼女からしてみれば、青リンゴが消滅したように見えただろう。


「捕まえただけですよ」


「んなっ!?」


 振り返った先生の右手にはワチャワチャと蠢く青リンゴが握りしめられていて、それを見せつけられたティア様が驚愕する。


 初見の魔獣のはずなのに、先生は見事、飛来したリンゴをカウンター気味にキャッチしてのけたのだ。そんな成果をティア様に見せながら、足をブチブチ千切っていく光景が実にシュールだな。

 ティア様の横で警戒態勢をとっているメーラハラさんの目がちょっとだけ大きくなっている。


「次が来ますよ。さあ、前へどうぞ」


「や、やりますわっ!」


 俺の思考を先読みした先生がティア様を促す。

 スパルタだけど、この状況はまだまだ安全な部類だ。ティア様、タイマンは得意でしょう?



「草間、タイミング」


「うん」


 メーラハラさんを伴い前に出たティア様をフォローするために、【気配察知】でタイミングが読める草間にサポートを要請する。


「二、一、今!」


「ですわぁ!」


 草間のカウントダウンに合わせたかのように、扉から五体目の青リンゴが飛び出してきた。タイミングはバッチリだぜ。

 それに対し、真正面に立ちはだかったティア様が右正拳突きを合わせにいく。やっちまえ、ティア様!


「ぐぼぁっ!」


「リン様っ!」


 だけど残念。パンチがかすりはしたけれど、それによってちょっとだけ軌道を変えたリンゴがティア様の腹にブチ当たった。

 メーラハラさんが悲鳴じみた声を上げる。そういえば親しい人たちは『リン』って呼ぶんだったな。


「し、心配無用です、わっ、メーラ」


「リン様……」


 それでもティア様は膝を突くことはなかった。

 苦しげな声だけど、駆け寄ろうとするメーラハラさんを制止する。


「ぬうぅぅぅ」


 腹を直撃されたというのに、そのまま両手で挟み込むように青リンゴを抑えつけようとするティア様。すごい根性だな、本当に。



「らあぁぁぁ!」


 両手で挟み込むようにジタバタと暴れる青リンゴを掴んだ悪役令嬢は、腕を振り上げソレを頭上に掲げてみせる。


「で、す、わぁ!」


 つぎの瞬間、ティア様は両腕を振り下ろし、そこに右膝を合わせた。身体能力すべてを叩き込んだ、渾身の膝蹴りが炸裂する。


 バカっと音を立てたリンゴが真っ二つとなり、ティア様の手から床に落ちて動かなくなった。

 魔獣は死んだふりをしない。つまりは──。


「やりましたわよ!」


 そう、ティア様は誰とも連携せずに自身の力だけで、初見で三層の魔獣を仕留めてみせたのだ。

 俺が想定していた展開とは全然違うんだけど、これはこれですごいじゃないか。


「さっすがティア様!」


「ひゅー、やっちゃったよ」


「かっこいい!」


 これには一年一組の面々も大絶賛だ。


「たしかにすごかったけど、治療もな」


 さすがに腹に触るのを遠慮して背後から【聖術】を掛ける田村までもが、嬉しそうに口の端を持ち上げている。

 もう、ティア様はドヤドヤだな。それだけ称賛に値する戦いだった。



「んじゃティア様、もっかい練習しますよ」


「タカシ?」


 そんなティア様に声を掛けたのはピッチャーの海藤だ。


 青リンゴは残り四体いるのだけど、全てが足をもがれて無力化は完了している。

 そのうち一体を手にした海藤が大きく振りかぶり、ティア様めがけて投げつけた。これはもう、俺の指示は必要なさそうだ。


「やるわね、ティア様」


「ああ。なんで綿原さんがドヤってるのかな?」


「ライバルだからよ」


「なんのさ」


「さあ? なんとなく?」


 赤紫のサメを浮かべた綿原さんはメガネを光らせ、投げつけられたリンゴを殴るティア様を見つめていた。

 口元がモチャっとしているんだよなあ。



 ◇◇◇



「ちょっと酸っぱいかな」


「硬い方が好き」


「ティア様、美味しいですか?」


「ひとしおですわ!」


 迷宮の床に座った一年一組が、好き勝手を言っている。ナチュラルにティア様も混じっているのも、もう慣れたものだ。


 三体目で見事カウンターをキメることに成功したティア様だけど、そこで聖女な上杉(うえすぎ)さんから待ったがかかり、残り二体のリンゴは短剣でトドメを刺すことになった。


『せっかくですから食べましょう』


 というのが上杉さんの理屈で、これ以上砕け散ったリンゴの残骸を作るのはもったいないという主張だ。


 で、俺たちはティア様の初得物たる青リンゴのスライスをみんなで食べている。もちろんティア様の許可は頂いた上での行動だ。ティア様が偉いとかそうじゃなく、引率依頼の場合、基本的にはラストアタック者に素材の権利があるとされるからだな。


 上杉さんがナイフで切り分けてくれたのだけど、さすがにウサギの耳とまでは加工していない。そんなリンゴの欠片を手にし、一年一組がワイワイと迷宮で食事をしている光景を見るマクターナさんは、妙に楽しげだ。これがウチのやり方だってわかってくれたかな。


 五体のリンゴにトドメを刺したティア様だけど、残念ながら八階位は達成できていない。それでも立ち上がりは上々だろう。

 二回目となるペルマ迷宮行はスタートしたばかり。さあ、どこまでやれるかな。



 次回投稿は明後日(2025/02/25)を予定しています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
>正式名称【五脚単眼青林檎】は、アラウド迷宮三層に出る赤リンゴとほぼ同じタイプの魔獣だ。 >こっちのはちょっと小ぶりだけど、足の数が増えたせいもあってか、速度と射程距離が長いらしい。  おおう……5…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ