表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/205

昔くれた言葉

「しばらく君から離れます」


動揺し過ぎて

ふんわりしか把握してなかった

最後のメッセージの意味を

今になって考察してみる


「しばらく」とは




あなたは今

ほとんどの人が経験しないような

人生の転換期のようなものを迎えている


だから実際

私の相手どころじゃなくて


そんな最中にもかかわらず

伝えてくれたという事実だけでも

本当に感謝しているんだ




ずっと、友達だったんだ、ただの


「まだ誰にも言ってないんだけど」


数ヶ月前

あなたはそう言って

最初に報告する人物を

私に選んでくれたよね 


その瞬間に

あなたにとって私は

少し特別な存在になれたんではないか

という気がしたんだ




私にとってあなたは

好きな人である前に

親友なんだよ


しばらく連絡が途絶えても

否応無く歳を重ねてしまっても

永遠に味方だ


「四、五十代になっても一緒に飲んでください」


昔くれた

あなたのその言葉だけを

根拠も無く信じ続けてる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ