表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
80/205

カモフラージュ作り

伝え切ったと言っても

過言ではないような気がした


過去を振り返った時の後悔も

引っ張り戻したいような執着も

抱くべきではない未来への展望も

微塵も無いに等しい


伝え切った

好意も感謝も申し訳なさも

自分の不甲斐なささえも


だから

いつでも終われる状態だった




なのに


君がいないとつまらない


こんなにも人生がつまらない


だからあえて

粛々と生きようとした


真面目にやるべきことを

こなそうとした


優等生に見えるように

振る舞おうとした


それはまるで

もしまた君が戻って来てくれた時に

溺れられる余裕をつくっておくための

カモフラージュ作りのような日々だった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ