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未熟な人間が咲かす花
「私が悪いのだろうか?」と
自身の未熟さに原因があるのかと問う日々
音も無く積もった憎しみはやがて諦めへ
諦めは感情の消失を生み
時に興味が希薄した眼で
やるべきことだけはやり続ける
ふと途切れる集中力
誰か私とひと時
立場を変わってくれる人はいないだろうか
そうしてこの状況を
どう感じたか教えて欲しい
私は未熟者なのだろうか
それとも
私なりに試行錯誤を重ね
精一杯やれているだろうか
24時間365日幸福が続くわけがないことなんて
とっくの昔から気づいているんだよ
だからあの手この手でやり過ごしているんだ
時が来れば私だけに分かる花が咲く
ねぇ、こっそりこの花を見てくれる?
それがね
『ベルガモットの空言』なの




