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呼吸が浅くなり

動悸が深い海の底から始まってきたようだ


落ち着かず

行方不明になってしまいそうな気持ちを

小説の文章を追うことで繫ぎ止める


穏やかな店員の心遣いにより気づいたのは

冷めたココアの存在


雨は関係なかった


新しいバッグについた幾つもの水滴を

(ぬぐ)わなければいけなかったとしても

湿気を含んだ前髪を直さざるを得なかったとしても


あの人に


嫌われてしまったかもしれない


いや、もしくは


いい子だけど、結局つまらない子だなって


バレてしまったのかもしれない


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