33/205
恋の対極にあるもの
これは心を安定させるための恋だった
私の人生をどうか構築してくださいと
乞うこともなく
相手の疲れた身体にムチを打ち
思い通りに動いて欲しいという念もなく
絶望も失望もない
そんな
実体のない
手触りもない
安定剤としての役目を果たすだけの恋
自分とは無関係な遥か遠くの位置から
栄養満点の援護射撃がこの心を貫いてゆく
癒されてふらふらになった私は
どこに向かって歩いてゆく?
この恋の対極にあるものを私は知っている
それは「生活」だった
これは心を安定させるための恋だった
私の人生をどうか構築してくださいと
乞うこともなく
相手の疲れた身体にムチを打ち
思い通りに動いて欲しいという念もなく
絶望も失望もない
そんな
実体のない
手触りもない
安定剤としての役目を果たすだけの恋
自分とは無関係な遥か遠くの位置から
栄養満点の援護射撃がこの心を貫いてゆく
癒されてふらふらになった私は
どこに向かって歩いてゆく?
この恋の対極にあるものを私は知っている
それは「生活」だった
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。