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「好きの休日」の過ごし方
私は君のことがとても好きだけど
君は私のことが少しだけ好きなのかな
君のマイペースな「少しだけ」
に合わせるために
私も休める時は
「好き」をお休みするよ
またね、蓋を作っているんだ
君が私とただの友達に戻りたくなった時に
また昔と同じように
肩を叩いてバカ笑いできるくらいの関係に
戻れるように
気持ちへの蓋を
「好きの休日の過ごし方はそんな感じです」
私はアイスコーヒーに刺さった
ストライプ柄のペーパーストローに
指をはわせながらそう呟き終わった後
それに唇をつけた




