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陰気なキャラクターと陽気なキャラクター
今思い返してみても
あの頃の私に選択の余地なんてなかったと
深く頷ける
「家族」になる可能性を掴もうとするか
「男と女」の関係の永続性を手に入れるか
私に選択の力などなかったと
陰キャは陽キャの団体には
混じれないけれど
陰キャは一人の陽キャと
仲良くなれることもある
ひとつだけ言えることは
「何やねん、これ」という悲惨な状況を
打破しようとする執念が
時に新しい可能性をもたらす
陰キャの私はまた再び
陽キャの君の人生の登場人物になれた




