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傷と心

傷つくと

ああ、もう傷つきたくないな

と思う


傷つかないようにするためには

どういう心の在り方でいればいいんだろう

と思う


辿り着いた先は

その物事に対しては何も感じない心


何が起こっても何も思わない


悪いことが起こってもどうでもいい


ただし

良いことが起こっても

さほど気持ちが高ぶらない


心の一部をなくしてしまった




そんな日々の中で

心が強く存在し続ける別の場所


ほんのちょっとのやり取りで

嬉しいとか楽しいとか


自分の貴重な時間を

誰のために費やしたいのかとか


すごくすごく

捨て身で喜んでもらおうとした後に

「彼氏ができたら喜ばれるんじゃない?」と

何気ない未来予想をされた後の絶望とか


すぐには涙が止まらなくて


思い出してはまた涙ぐんで




心があるから辛くなる


だからあなたに対しても

本当はずっと前から

せめて心を減らそうと工夫をし続けて

抑えて抑えて

日々を過ごして


ふと顔を上げると

あなたが想像以上に私の相手をしてくれて

勝手に胸がいっぱいになって

応えよう応えようと思って


そしたら「そうじゃなかった」から




あなたには本気で心が動くから

傷が深くなってしょうがない

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― 新着の感想 ―
[一言] そういう人と付き合うのは難しいんですよね。だけど、そういう人を好きになってしまうんですよね。付き合うために心を犠牲にしなければならないのは辛いんですけど、そのことさえ気付かないフリをしながら…
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