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半永久的な弱さ

目の前にいる

好意と感謝を抱く人たちとの時間に

集中したい状況がある


私という人間を存在させる


真っ当な社会に属させる


明るく笑って正常な心を保たせる




私はどこかおかしい部分があると

もうずっと前から知っている 


あの人があんな小説を書き上げて

生きていられる訳がないことも

心の底から理解できる


いくつになっても夢ばっかり思い浮かべて

極度の飽き症という最大の欠点を工夫し

人のために生きて

プラマイゼロにしようと努力する




そんな私の人生の

隠し扉の先に君がいる


君も扉の向こう側でまた同じように

過ごしているんだ

この日常を


私と同じように

私も同じように




集中している時間には

私でさえ扉に手を掛ける意味なんて

ないんだから

と、少しずつ強くなっているはず

ではあるのだけれど


いつまで経っても

「もうどうでもいいか」という

感覚にだけはなれなくて


半永久的に

この弱さと戦い続ける

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