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あるところに、あの頃の夢追い人がおりました
話しかけたい
認識してもらいたい
君の日々に少しだけ登場したい
私なんて元々は
アウトオブ眼中だったはずだ
と懐かしい言葉を使ってみたくなる程に
周りの女の子たちに比べれば
全然幼かった
女性として見られようなんて
おこがましくて
思い浮かびもしなかった
あの時本気を出していれば
何かが変わったのだろうか
でも知っている、私は
人生を軌道に乗せることで精一杯で
余力なんて残ってなかったんだよ
話しかけたい
認識してもらいたい
君の日々に少しだけ登場したい
残りの人生あと少しだけ
あの頃の夢を追うの




