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会ったら泣くぞ

「会ったら泣くぞ」

誰かに対して発した訳でもない脳内の言葉が

現実世界では就寝前の静かな涙に変わった


でもおかしいよね

なんでそんなに?って思われそう


だから頭を強く横に振り

思い込みの塊みたいな私は

他に優しく接してくれる人に電話をかけて

時間を楽しく埋めた


その埋め終わった更地に

力が抜けるようにしゃがみ込んだ私は

気づけばまた小枝であなたの名前を書いている


優しく接してくれた人が

もう私の脳内には綺麗さっぱり存在せずに

只々またあなたを想う時間に戻った


じゃり……


地面に残る自分の名前に近づくあなた

架空の世界で顔を上げる私


「どうしてあなたじゃなきゃだめなんだろう?遊んでくれる人なら他にもいるのに」


「ほんとにいるの?」


「……うーん」


「僕はわりと君に関わろうとしてると思いますよ。会えない時期が長くても」




……会ったら泣くぞ

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