"Work" of the doctor [ある医者の"仕事"]
どうも皆様初めまして、OKI10と申します。ハーメルンでも創作活動を行なっています。
はじめてのなろう作品です。色々至らぬ点などございますでしょうが、何卒。
烏の鳴き声が響き渡る夕暮れ時。
都内某所、といってもいわゆる下町だが...そこにポツンと佇む一つの診療所。
ご近所での評判は良いが、診療所自体はそこまで儲かっている方ではないのか古く、中々の味を出していた。といえば聞こえはいいが要するにただのボロい診療所。
入口の上にかけられた「張本診療所」の看板は今にも落ちそうだった。というより今診療所に入ろうとした男の目の前に落ちた。
「あっぶな...ほんと、儲かってるんだから改修くらいすればいいのに...」
そうぼやきながらその男は「診療時間外」と看板のかけられたドアを慎重に開け、中に入るや否や...待合室の椅子で顔にガーゼをかけ、昼寝をしていた白衣の男に声をかけた。
「先輩、いつになったら診療所改修するんですか?看板落ちてきましたよさっき」
「んあ...?」
間抜けな声を出して、先輩と呼ばれた男が起き上がり、ガーゼを顔から剥がした。彼の左目には黒の眼帯が巻かれていた。
「ああ、さっきの音看板が落ちた時の...?トモ、怪我ないんだったら直してきてくんね?はしご外に置いてあるから」
ぺろ、と舌を出しながら修理を要求するこの男の名は、張本優。張本診療所のドクターである。
「先輩...俺がそんなことできると思ってるんすか...?」
まあ、やってみますけど、と外に出てはしごをかけ始めるこの男は、三上智也。通称トモ。優の助手であり、この診療所の数少ないスタッフの一人である。
「できるできる、頑張れトモちんうちの期待の星!」
「何期待してるんすか...大工道具とかあります?」
「外のはしごの近く、いつもは自分でやってるからさ」
はいはい、と再び外に出る智也を見送り、優はごろりと椅子に寝転がった。
外から響く釘を打つ音を子守唄に再び夢の中に落ちようとする優の意識を引き止めたのは、同じく外から響いた智也の声だった。
「あれ、そういや先輩、水曜のこの時間帯って診療時間じゃありませんでしたっけ?どうして閉めてるんですか?」
その声に、優は眠たげに答える。
「今日はおまわりさんが来るのよ、だから午後は一般診療お休み。これでも午前はちゃんと医者したぜ?インフル流行ってるからな。一人で大変だったけど」
「...ああ、だから休み出してくれたのに僕呼んだんですね...まあ、今日暇だったし寝るだけでしたし、いいですけど」
智也は納得したようで、大工仕事に戻った。
付けっ放しにしていたラジオから聞こえるニュース。最近報道されているのはもっぱらブラック企業の話ばかりだ。
《超過労働問題で連日報じられているシープの代表取締役、進藤和久氏が新たなコメントを...》
「ねえねえ智也」
「なんすか先輩?」
優の声に、智也は釘でも咥えているのかもごもごとした声で応じた。
「どうして人のこと道具みたいに扱えるんだろうね、こういうのって」
「...さあ?そういう風に育てられたんじゃないですかね?」
「そんな風に教える親にゃなりたかねえな」
「そっすね、お互い彼女もいないですけど」
〜〜〜
看板がようやく元の通りに直り、智也が汗を拭きながら戻ってきた頃、再びドアを開けて入ってくる人がいた。
「腹筋崩壊」と胸元に書いてあるクソダサTシャツの上に白衣の優、ザ・私服という感じの智也とは違い、きちっとしたスーツに身を包んだ男二人。一人は眼鏡をかけた若者で、もう一人は渋い顔つきのおじさま。
「で、ゴロウちゃんにシマさん、今日はどんなお仕事?」
優は机を挟んで向かい合ったその二人に茶を出しながら、友人相手のように気安く話しかけた。ゴロウちゃんと呼ばれた眼鏡の男...東五郎とシマさんと呼ばれたおじさま...島崎壮の二人は慣れているのか、特に反応もよこすことなく話し始めた。
「13人の学生が突然同時に意識を失って病院に担ぎ込まれました。手は尽くしましたが意識は戻りません」
「治療を頼めるか?報酬はいつも通り...」
「いいとも、俺がやらんで誰がやる」
島崎と東が頭を下げる前に、優は二つ返事で答えた。
「あと...これは治療じゃない、この仕事と医療を一緒にするな」
直後、怒りとも諦めとも取れるような表情をしながら言った。
「ああ、すまない...ここの病院だ、できるだけ早く行ってやってくれ。もう何人か死んでるかもしれないが...」
島崎が苦虫を噛み潰したような顔でそう呟くのを見て、優は笑った。
「大丈夫、シマさんに責任はない。というより...立証できない殺人だ、誰も責任は被らない」
そう、軽く言ってのけた。
「よーし、トモ今日車だろ?」
「...タクシーすればいいんですよね?」
「そゆこと、さすが分かってるなあ...じゃ、先行ってるから。シマさんはお茶飲んでから来なよ!これ鍵だから戸締りもしといて!」
優は診療所の鍵を机に投げると、笑いながら出て行った。
島崎と東は複雑な表情で、とりあえず茶を啜った。
〜〜〜
「で、本当に事件なんすかね?ただ気絶したって可能性は?」
「ねーだろ、13人も同時に意識不明なんて事態が自然に起きてたまるか」
智也が運転する黒のGT-Rの中で、二人は話していた。
「まあ、色々資料ももらったけど...意識を失った全員、絡みがあったみたいだな...」
「絡みって、どんな絡みですか?」
信号待ちの隙に資料を覗き込んだ智也の目に入ったのは「地域の不良グループ」「いじめ問題の主犯格」という文字。
思わず息を呑む智也に「信号青になったぞ」と優が資料に目を通しながら言った。
「ま、こんな感じのやつらが同時に、しかもそれぞれが家にいるときに意識を失ったんだ。アレ以外考えらんないね。おそらく犯人は正義感にかられたどっかの馬鹿か...」
言いかけた優の言葉を、智也が続ける。
「復讐...報復とか?」
「正解。んで、こいつらに学校でいじめられて自殺図って...ってやつがいるみたいだし、多分その線だな。こういうのが一番厄介なんだよな...」
今回は楽じゃなさそうだ、と優はため息をついた。
...今まで、彼にとって楽な仕事があったのか、と言われると別だが。
〜〜〜
都内某所、13人の学生が運び込まれた病院。
「えーと、話はついてるかな、張本診療所の張本優」
「助手の三上智也です」
「はい、既に連絡は済んでいます。こちらに」
看護婦に「特殊精神科医」の免許を見せ、その13人が寝かされているという病室に向かう二人。
病室のドアを開けると、そこには真っ白なベッドに身動き一つせず眠り続ける13人の姿があった。
「脳波測定はしてるか?」
看護婦にそう問うと、彼女は「ええ、しました...全員非常に活発で...」と答えた。
その答えに、優と智也は目を見合わせる。これこそが例の事件が起きているという証拠なのだから。
「お、お医者様ですか!」
さて次は、と病室を出ようとした優にしがみついたのはおそらく患者の中の一人、その親だろうかという女性だった。
「息子を...どうか息子を救ってください...!」
疲れた様子の顔で、そう懇願する女性を、優は「努力はします」と言って冷たく振りほどいた。
「先輩、もっと言いようあったんじゃないすか...?」
廊下に出た後、優のあまりにもあまりな対応に、智也が苦い顔で言う。まあ、優はそもそも、この仕事での患者家族には深入りしようとしない。こういう対応は今に始まった事ではないのだが...しかし今日は目に見えて分かるくらいに冷たく接していた。
「だってさ、あいつら...あの学生たちのことだけどさ、人を傷つけてるんだぜ?そりゃ仕事に私情は挟むべきじゃねえってのは分かるけど...」
優は口を尖らせながら言った。
「正直、あんな奴ら殺された方がいいんじゃねえかとか思ってるよ」
「まあ...同感っすけど」
「だよなあ?」
優は笑った後、医者の口から「殺された方がいい」とか出たことにドン引きしている看護婦に向かって尋ねた。
「清水庄平君の病室ってどこですか?」
〜〜〜
その次に案内された病室、そこには植物状態の少年がいた。
そばにいた少年の母親に、優はメモに写した少年の情報を確認していた。
「清水庄平、16歳。自殺未遂で脳を損傷し、植物状態...今意識を失ってる13人を含むグループからいじめを受けていた旨のノートが見つかっている、と。これで合ってますか?」
「は、はい...あの、あなたは?」
「あ、俺も一応医者です。少し特殊なね」
特殊精神科医の免許を見せて、優は自分が医師であることを伝えた。
「特殊精神科医...?」
見たことも聞いたこともない職種、クソダサTシャツに白衣、更に眼帯付きという胡散臭い格好もあり、少年...清水庄平の母親、哲子は疑ぐるような視線を優に送っていた。
その視線をとりあえず無視することにした優は、淡々と彼流の「診断」を始めていく。
「清水さん、息子さんが植物状態になってから、彼から話しかけられたことはありますか?」
...初っ端から信じられないような質問が飛び、哲子から優に送られる視線が確信に満ちたものになる。
こいつはダメだという確信に。
「あるわけないじゃないですか、うちの子は植物状態なんですよ?話せるわけが...冷やかしなら帰ってください」
そう冷たく言い放ち、病室のドアまで開けて早く出て行けと手で促すが、その辺の椅子を引いて動く様子のない優は続けた。
「本当に?話しかけられたような気がしたことは?第一、植物状態の彼を一度車椅子で外に連れ出してますよね?」
「そ、それは...」
言い澱む哲子に、畳み掛けるように優は続ける。
「何か...お願いされたような気がしたんじゃないですか?例えば、僕を連れてこの辺りを歩いてくれ、とか」
哲子は、顔を歪めてうつむいた。
「...ええ、一週間前、確かにあの子を連れて彼らの家の近くを...きっと私の妄想で、あの子の、庄平の声がしたような気がして...でも...」
「あーあー、それ気のせいじゃないです。庄平君が本当にあなたに話しかけてたんです」
申し訳なさそうに話す哲子のセリフに被せるように、また優が有り得ないことを言い始めた。
「本当に話しかけてる、って...あなた、気がおかしいんじゃ?」
本気で優の頭の心配をする哲子に苦笑しながら、優が続ける。
「いやいや、ほんとなんですって。俺はそういう人専門の医者なもんで...この子は復讐のために、あなたに話しかけたんです」
「復讐の、ために...?」
言葉を失う哲子に、今までのおちゃらけた態度を捨てて、真剣に向き合う優。
「おたくの息子さんは、意識があります。ですが...ウィアードっていう精神疾患を患っている状態です」
「うぃ、うぃあーど...?」
聞いたことのない病名、まあ知らなくて当然だろう。
後は任せた、と優は智也に説明を丸投げした。
智也は大きなため息を一つついた。
「ええ、聞いたこともないでしょう。なんせ何故起こるのか、何が起こるのか科学的に何もわかってない病気ですから」
智也は、ウィアードについて、説明を始めた。
...ウィアードとは。
最近になって発生するようになった精神疾患の一つであり、その患者を指す言葉でもある。何かしらの形で神経系に障害を持った人間が発症することが多く、治療法は見つかっていない。しかし、その症状は人間に特殊な能力を持たせるというもの。その能力の不気味さから...weirdと名付けられた。
ウィアードを患った人間は、周りにいる他人の精神を自分の精神世界に引きずり込む能力を得る。
患者が作り上げたその精神世界では患者自身が絶対、その中に引きずり込まれた人間に待つのは...神経に異常をきたした人間の、狂気に満ちた精神世界。
その中で狂気に落ちたもの、また精神世界内で死んだものは...現実世界でも狂気に落ち、また自我が失われる。
つまるところ、全く証拠を残すことなく人を殺すことができるようになる。彼らを裁く法はない。
...優は、とりあえず説明を終えると水を口に含み、喉を潤した。
「じゃあ...もう庄平は治らないんですか?治療法が見つかってないんじゃ...」
涙混じりに言う哲子を見て、優は口を開き。
「ええ、もう助かりません。庄平君は死にます。というより、俺が殺します」
「...え?」
絶句した哲子を前に、優は一切の感情を捨て、淡々と続ける。
「俺は庄平君に囚われている人を助けに来ました。一度ウィアードに囚われた人間を救うには、精神世界に入って患者の精神を殺す他ありません。体は生きているでしょうが...庄平君と言う自我はこれから俺が殺します」
そう断言した優を前に、哲子は今すぐに警察を呼ぼうとした。息子を殺させるものかと携帯を取ったその手を、智也が掴む。
「お母さん、先ほど言ったはずです...ウィアードを裁く法はない...精神世界で逆にウィアードの患者が殺されたとしても、殺した者を裁く法はありません」
『精神世界でこの男に息子が殺された』
そんな言葉を誰が信じるだろうか。想像してみてほしい。
誰も信じるはずがない、体験した者以外は。そして体験した者がどれほど声をあげても、精神世界の明確な記録はない。
故に裁けない。故に...裁かれない。そもそも現在、ウィアードに囚われた人間の解放は、捕らえた張本人の精神を殺すしか方法がない状態だった。
「多分、息子さんは車椅子で連れ出された時に、それぞれ家の中にいた彼らを精神世界に連れ込んだんでしょう。だとすると時間がない。生き残っているといいんだが...」
そう言って背もたれにもたれかかる彼に「で、でも」と哲子が必死な様子で話しかける。
「ウィアードを裁く法はないんですよね?だったら...あの子が復讐を果たしてもいいじゃないですか!どうせ、どうせ...あんな奴ら、生きてたって...!」
言葉の最後の方は、怒りと悲しみに震えていた。
そう思うのは無理のないことだ。裁く法はないのだから、好きにやらせても...
しかし優は、冷静なまま答えた。
「俺だってそう思ってますけど、残念ながら今回彼らの方から依頼を受けちゃったもんで」
依頼は完遂する、それは人として当然のこと、と言わんばかりに、優は感情のない目で哲子を見つめた。
「...じゃ、始めるか。トモ、無線機持ってる?」
「はい、きちんと二台持ってきましたよ先輩」
「おっ、やるねぇ」
軽いノリで智也から無線機を受け取り、椅子に体を預けて優は目を閉じた。
「じゃ、いつも通り静かにしててね...また今度。おやすみ」
「はい...先輩、気をつけて」
「おーう」
そう言い残し、優の意識は眠りに落ちる。
...否、精神の底へ落ちていく。
下へ下へ下へ...遥か下へと落ちていく。
もうこれに慣れていた優の意識は、その感覚に任せて...暗闇の底へと落ちていった。
〜〜〜
うなだれる哲子を見ていられず、現実世界に取り残された智也は聞いてはいないだろうなと思いながらも説明を始めた。
「えーと、今彼は寝てるように見えると思うんですけど、実際は精神世界にダイブしてまして、ここから彼の精神世界に接続しているんです」
しかし、智也の予想に反してその言葉を聞いていた哲子は、顔を上げて言った。
「それ、私じゃダメなんですか?私なら止められるんじゃ...」
哲子の言葉に、智也は首を振る。
「ダメなんです。普通の人間がついていけるなら僕だってついていきます...精神世界にダイブできるのは、ウィアードだけですから」
〜〜〜
どれほど落ちただろうか。数時間、数分、数秒だったような気もする。
落下は突然に終わった。自分の体すら視認できないほどの暗闇の中、優ははっきりとした意識で自分の手足があることを感覚で確認した後、眼帯を外し辺りを見回す。
見回しているうちに、遠くに明かりが見えた。
試しに、右目を閉じて普段は眼帯で隠している左目で明かりを見てみる。
...全盲のはずの左目でも、きちんと見える。つまり、ここは間違いなく現実ではない精神世界ということだ。
その明かりを目指して、ノイズしか聞こえない無線機を手に一歩一歩、踏みしめるように進んでいく。
『だれだ』
その「声」は上から、下から、自分の中から響いたようにも聞こえた。
優はそれに対して、特に何も感じることなく返した。
「張本優、医者だ。清水庄平君、君が捕らえてる人たちを助けにきた」
『はん、医者に何ができるっていうんだ。僕を植物状態から救えていないくせに。もうここは僕の世界だ』
その言葉と同時、暗闇の中、突然地面の感覚がなくなる。
「やっぱり、こういう子は最初、恐怖を覚えさせるために落とすんだよなあ」
が、それは優にとって予想内の出来事だったらしく。
「落ちている」と絶叫する本能を理性でねじ伏せ「俺は地面に立っている」と強くイメージした次の瞬間。
優の落下は止まった。
『な、なんで...!』
驚く「声」に対して、優は何でもないように答える。
「やっぱりいじめられっ子はそういう感じか、いじめられてるうちに精神が弱く歪んでる。それじゃ歪んでる奴にしか干渉できねえよ」
優はだるそうに両手を広げ、再び強くイメージする。その瞬間に、優を中心に部屋が広がっていく。
『な、今度は何をした!』
響く「声」に対して、手を振りながら。
「活動拠点を作らせてもらうよ、安心しな、どうせ弱っちいお前には壊せない」
そう言った後、嘲るような表情を見せて。
「悪りぃな...バケモノはお前だけじゃねぇんだよ」
煽るように言い切った直後、ついに天井まで出来上がったその部屋が「声」を断ち切った。
優がイメージしたのは「自分の診療所」
精神世界では思った通りのものが具現化し、それはイメージが強ければ強いほど、強く具現化する。ウィアードの精神世界の中での能力の一つである。
優の場合はとてつもなくイメージが強く、他人の精神世界にすら自分のセーフティゾーンを作れるほどだった。
智也が来る前のように待合室の椅子に寝転がった後、無線機を調整して話しかけてみる。
「あー、あー、テステス、聞こえるー?」
『はい、聞こえますよ先輩!安地作れたんすね!』
無線から聞こえたのは智也の声。優はうまくいったことに内心ほっとしながら会話を続けた。
「とりあえず入り込んだけど...どこにその子らがいるかはまだわからん。それっぽいところに接続できたらまた連絡してから行くわ」
『はい!体の方はお任せください!栄養剤もたっぷり持ってきてますから!』
「慎重に射せよ?この前戻ってきた時注射痕めちゃくちゃ痛かったんだからな?」
優はそう苦笑まじりに言って無線を置き、今度は自分の側頭部に手を当てる。
庄平...ウィアードの意識と自分の意識を強引に接続し、被害者が捕らえられている場所を探す。それが早く済むかどうかで成否が分かれるが...
「単純だな、若いっていいね」
歪んでいる分読みやすく、すぐに見当がついた様子で椅子から起き上がった。
「接続済んだ、これから"仕事"に行く」
決して、彼はこれを「治療」や「オペ」とは言わない。
無線に一言言った後、彼は診療所のドアを開け...その先に広がる狂気の世界に身を投じた。
いかがでしたでしょうか?
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