第9話 夜明けの狼煙
「真っ白、……って」
「正確に言えば、名前と〈生〉って表記しかないんだよね」
それだけって、……そんな馬鹿な。ノウトは自らの紋章に触れて、ステイタスを呼び起こしてみた。
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〈殺戮〉の勇者
名前:ノウト・キルシュタイン
年齢:▟█歳
【〈神技〉一覧】
《殺戮》:殺戮を操る基盤スキル。
《弑逆》:触れたものを殺す派生スキル。
《殺陣》:触れたものの勢いを殺す派生スキル。
《暗殺》:息を殺して気配を断つ派生スキル。
《神殺し》:《異扉》を閉じる特殊スキル。
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ノウトのステイタスはうるさいほどに情報量が多い。〈神技〉もざっくりだがひとつひとつ書かれている。ただ年齢が隠されてるのが気がかりだが、これにそんなに深い意味はないだろう。初めは何も分からなかったのだ。前と比べたら充分な程の情報量なはずだ。
「……年齢も、〈神技〉も書いてないのか」
「うん。名前だけ」
「それは、おかしいだろ。それならどうして《軌跡》って神技の名前と効果が分かったんだよ」
「じゃあ、ノウトくん。これはなに?」
リアが焚き火を指さした。
「火……だろ?」
「それと同じだよ。記憶がなくても、知ってたんだ、わたし。自分の神技がなんなのか」
「なんだ、それ……」
「驚いた?」
「驚いた、というか……」
ノウトは頭の中で起きたことを精算しながらも、言いたいことを口に出した。
「どうして、今まで話してくれなかったんだ」
「言う必要がないと思ったんだよ。話しても、心配と不安しか与えないと思って」
「……じゃあ……──じゃあ、なんで今話したんだ?」
「ノウトくんに心配されたいと思って」
リアが真顔でそんなことを言ったものだから、ノウトは惚けて口をぽかんと開けてしまった。リアは顔を膝にうずめた。
「わたし、自分自身が不死身だってことも目覚めた直後から分かってたんだ。だから、最初から心に薄い靄がかかってて。これから、どうしようって思って………」
リアは顔を上げて夜空を仰いだ。
「初めにさ、パーティを組むってなって、その時にわたし、なんて言ったか覚えてる?」
「覚えてるよ。『面白そうだから』……だっけか」
「そう。でも、わたしね。別に最初のあの部屋でノウトくんが人を倒しちゃったから面白そうだって思ったわけじゃないの」
リアがその空色の瞳でノウトを見つめた。
「目覚めてすぐに、自分自身が不死身だってことが分かったのと同じで、きみが面白そうで、わたしを退屈させない人だってことを……頭のどこかで覚えてたんだ」
「それって………」
「もしかしたらわたしたち、前にどこかで会ったことがあるのかもね」
──それは、有り得ない。
ノウトは本当は一つ前に勇者として目覚めたから、今回勇者として目覚めたリアと以前会ってるなんて、そんなこと有り得ないのだ。ならば、……考えられるとするならば───
「それか、ダーシュの姫に対する固執と同じ感じで、勇者になる前に俺に似てる人と会ったことがあるとか、だろうな」
そう言うとリアは儚げな表情で小さく微笑んだ。
「……わたしね、ノウトくんのこと弟みたいに思ってたんだ」
「弟……?」
「記憶がないから、弟がいたかどうかなんて分からないけどね。わたしが不死身だからかな。きみのことを、わたしが守らなきゃってずっと思ってたの」
リアが抱えた自らの膝をもっと強く抱いた。
「でも、本当はいつも守られてばかりで。今日もリューリくんやみんなを守ってくれたじゃない?」
「……あんなの、当然だよ。俺らは仲間だから」
ノウトがそう言うと、リアはそっと笑った。
「……あの時のノウトくん、すごい頼もしかったよ。それにかっこよかった」
リアが恥ずかしげもなくそんなことを言うものだから、ノウトは胸の奥の方が苦しくて、温かくて、そして喉が詰まるような、そんな感覚に陥った。
「きみを守りたいし、それに、──…きみに守られたくなった。だから、今まで言ってなかったことをいろいろ話したんだ」
リアが微笑む。その笑顔が眩しくて、どうしてかノウトは目を逸らしてしまった。
なんだろうか、これは。胸がどきどきするというか、頭のずっと奥が熱いというか。
リアの澄んだ目が、ノウトを見透すように映った。
「ありがとう、ノウトくん。きみと会えてよかった」
ノウトはまとまらない頭の中、なんとか言葉を編み出して、言葉を紡いだ。
「ああ、俺も──…みんなと出会えて、本当によかったよ」
◇◇◇
それから、ノウトとリアは夜が更けるまで話し込んだ。今まで起きたことの精算や思っていること、考えていることのほぼ全てを語り明かしたと思う。
焚き火の前で話し込み、ついにはノウトがこくりこくりと舟を漕ぎ始め、話していて夢かうつつか分からなくなった時分に、声が聞こえた。
『────』
誰だ。
『───うと───』
誰かが呼んでる。
『─────ノウト──』
誰かの、叫び声が、聞こえるような。
「ノウト!!!!!!」
「ってぇ!!」
瞬間、後頭部に痛みが走った。なんだ。殴られた? いや、蹴られたんだ。ラウラに。
耳元で大砲が鳴ったような衝撃に頭を揺らしながら、ノウトは起き上がる。何をするんだ、と文句を言うよりも先にノウトを叩き起す必要があった状況が気になった。
「な、何かあったのか!?」
「敵襲!! 見て!!」
ラウラに頭を掴まれて無理やり視線を動かされる。そこには───
「……な………」
信じられない光景が目に飛び込んできた。いや、飛び込んでくるまでもない。そこらじゅうに広がってるのだ。何かが焦げたような、煙くて淀んだ匂い。そして、炎。炎がそこかしこで立ち上っている。誰かの叫び声。悲鳴。名前を呼ぶ声。なんだよ、これは。
「とりあえず立って!!」
放心状態のノウトを強制的にラウラが立たせる。
「何が起きてるんだ……」
「わからない、あたしもさっき起きたから」
ということは、本当に一瞬のうちにこんなことが起きたのか。
「あいつらは………」
「オーク……っ」
ラウラが軋むような声で呟き、駆けた。
それはでかい図体に猪のような、豚のような頭が乗っかっている。なんの誇張なしにその背丈は優に二メートルを越している。
オークだ。
何体ものオークがそれぞれに武器を持って、戦っている。誰と戦っているのか。それはリューリやミャーナだ。エヴァやカミルたちはまだ起きてないのか。ノウトは焚き火の近くで寝ていたようだ。テントの中にはまだ仲間達がいるはずだ。
オークは、10体か、それ以上の数が見える。煙でよく見えない。
煙が風で吹き飛び、雲の切れ間のように光が差した。ラウラの進む速さで煙が薄れていく。オークが槍を構える。ラウラは前進しながら身を低くした。オークが槍で突き刺そうとすると、ラウラはその槍を横方向から蹴って折り曲げた。
「アグブシュア!?」
オークがなにやらよく分からない言語で叫んだ。ラウラは息つく隙も与えずにオークの土手っ腹に拳を叩き込んだ。ラウラの拳がオークの腹を貫通して、オークは息絶える。
ミャーナとリューリも二人の連携でオークを片付けている。奇襲されたもののなんとか戦えているようだ。
はっ、とようやく冴えてきた頭で状況を思い出した。
「リアっ!!!!」
ノウトが叫ぶ。リアはノウトと共に焚き火近くにいた。先に眠りに着いてしまったノウトを置いて、どこに行ってしまったのか。
「リア!! リア!!! 返事をしてくれ!!」
ノウトの叫び声は虚空に溶けていくだけだ。だめだ。落ち着け。テントを見よう。そこにいるのかもしれない。
二つのテントのうち、近い方からノウトは覗いた。
誰もいない。
汗が額に滲む。リアだけじゃない。他のやつらもいない。……次だ。次のテントを見よう。ノウトは霞む目を擦り、すぐさまに二つ目のテントに顔を突っ込んだ。そこにはダーシュとカミル、それからスクードが横になって眠っていた。
「ダーシュ、カミル、スクード!! 起きろ!!」
ノウトが叩き起すように言うと、存外彼らはすぐに起きた。
「……なんすかぁ、いきなり」
「──なんだ。この臭いは」
「なにか、嫌な予感がしますけど………」
「とりあえずこっちだ!!」
ノウトがテントの外に引っ張り出すと三者は同じように目を見開いた。
「これ、は……」
「加勢する」
ダーシュがそれだけ言って走っていく。駆けていくダーシュをノウトは制止させようとしたが、ダーシュは止まる気配がない。ダーシュはすでにオークと戦闘を始めている。ダーシュにかかればあれくらいは容易いだろう。
「まず仲間の安否の確認が先だ」
「で、ですよね! なんでいきなりこんなことに──」
「エヴァは!? エヴァはどこすか!?」
スクードはノウトが確認済みのテントの中に飛び込むように中を確認した。
「落ち着け、スクード。テントの中にはいない」
「そ、それじゃあ! エヴァも、それにアイナもジルもいなくなったってことすか!?」
「分からない。まだ、何も。少なくともここにはいない」
「一度周りを確認してみましょう!」
カミルが言って、ノウト達は周辺を見回した。隠れられそうな場所はどこにもない。川岸の方にも、その反対方向にもいる様子はない。
「いない……って、どういうことだよ、これ……」
スクードが頭を抑えて呟く。ノウトも内心穏やかではないが、無理矢理にも自分を落ち着かせようと努めた。
『常に最悪の状況を想定しろ』
脳裏に言葉がちらついた。今やるべきことはなんだ。
「リア達は、敵を倒しながら探そう」
「……そうですね。今は彼らに加勢しましょう」
カミルが言うとスクードは黙って頷いた。
「カミル、あいつらの治癒を優先で頼む」
「もとよりそのつもりですよ!」
ノウトたちはラウラやダーシュのもとに駆け寄った。ダーシュは刃の塊でオークを肉片へと回帰させる。ラウラがオークの振るう剣を身体を斜めにして避けた。そして、一旦屈んでから腹に蹴りを入れる。オークはそれを盾で護ろうとするが、盾はその意味を持たずに腹と同時に貫通してしまう。
おかしい。ラウラたちはオークを倒しているはずなのに、不思議とその数は減っていない。炎が上がるその向こう、煙のその先が見えない。何か、いる。なんだ。何が、いるんだ。
「せやぁっ!!」
スクードがオークを盾で殴る。オークは身を呈してから、剣でスクードを一突きしようと構える。その瞬間をカミルが背後から樹木の槍で貫く。
「エヴァ!!」
スクードが叫ぶ。返ってくる声はない。どこにいるんだ。リア。リア。リア。どうしてこんなことに。ノウトはリアと話していて、どこか幸せを感じていた。禍福は糾える縄の如し、誰かがそんなことを言っていた。そうだ。幸せな思いをしたあとは決まって悪いことが起きる。
ノウトは腹を決めた。殺す。殺すしかない。この状況を覆すのが第一優先だ。
「ふーっ……」
大きく息を吸って吐く。
いける。殺せる。相手はオークだ。殺すしかないんだ。
ノウトはオーク一体の元へと駆けた。オークはこちらに気づいたのか鉄槍をこちらに向けて構えた。ノウトがオークの間合いに入ると、オークは待ってたと言わんばかりに槍で突き刺そうとする。
ノウトも当然ながら《殺陣》で槍の勢いを殺して、槍を弾く。そして身体に触れて、
「殺す」
《弑逆》を発動させる。オークは絶命の一声さえも上げずに、まるで眠りに落ちるように倒れた。
次だ。あの煙のその先へ行かなくては。
またしてもオークが立ちふさがった。二人のオークだ。先程のノウトの行動を見ていたのかなり警戒している。ノウトは《暗殺》で息を殺した。ノウトの気配がふっと消え去る。オーク二人は目の前で何が起こったのか分からずに左右を見回している。
ノウトはそんなオークに近付いて、手を伸ばす。オークとノウトの距離が30センチ程になったところでようやくオークはノウトの存在に気づいた。オークが後ろに飛びずさろうとするよりも先に、ノウトの指先がオークの肩に触れた。
オークは悲鳴も上げず死んでいく。
もう一人のオークはヤケになったのか、力一杯に込めた一撃をノウトに入れようとしたが、ノウトはそれをも《殺陣》で受け流してオークに近付き《弑逆》で殺す。
次。五人のオークがノウトを取り囲んだ。一人目の攻撃を《殺陣》で受け流し、《暗殺》で近付き、《弑逆》で殺す。背中に回って二人目、三人目と殺していく。四人目のオークが剣を横薙ぎに払った。ノウトはそれを既で《殺陣》で護り、懐に《弑逆》をぶち込む。そのタイミングで五人目のオークが槍を突き刺してきた。護れ。《殺陣》だ。一瞬、間に合わずに皮一枚切られてしまった。関係ない。手を伸ばして《弑逆》を発動する。
戦える。
一人でも、戦える。
自らの呼吸が荒くなってるのが分かる。まだだ、まだ戦わないと。
そう思った刹那、何かがノウトの肩にぶち当たった。
「い゛ぁっ!!!」
激痛がノウトの肩に、そして全身に走る。自らの肩を見る暇もない。痛い。痛いじゃないか。なんだよ。なんなんだよ。
ノウトは痛みから膝をついて、肩を抑えようとした。でも、肩が痛すぎて触ることすら、出来ない。
なんとか頭を動かして、肩を見ると投擲された槍がノウトに命中したらしい。肩が見る影もないほどにぐちゃぐちゃになっている。
頭が、くらくらする。
リア。リア。リアに治してもらわないと。
……いや、リアは今、一緒にいないじゃないか。
──……まずい。
オークだ。五人? いや、六人か。六人のオークがノウトを囲むようにしている。一人のオークが鉄剣をノウトに向けて振るった。ノウトは動ける左手で剣を《殺陣》を使って掴んだ。
次のオークが槍をノウトの横腹に突き刺した。否、突き刺そうとした。ノウトは《殺陣》でその槍を跳ね返す。手を伸ばして、《弑逆》で殺そうとするも、それを剣や槍の猛攻で止められてしまう。《殺陣》で自らの身体を護るので精一杯だ。
オークが袋叩きでノウトを攻撃する。ノウトは自らの命を護るために《殺陣》を行使しまくる。頭、いてぇ。頭痛が、いつにも増して酷い。いつまで。いつまで。こうしていなければいけないんだ。槍が頭に当たる。《殺陣》。剣が背に命中する。《殺陣》《殺陣》《殺陣》《殺陣》《殺陣》《殺陣》《殺陣》《殺陣》《殺陣》《殺陣》《殺陣》《殺陣》《殺陣》殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣殺陣シールドシールドシールドシールド。
いつの間にか、ノウトは横に倒れていて、そして目の前にはカミルがいた。
「大丈夫ですか、ノウト!!」
「……ああ」
ノウトは痛む頭痛をよそに立ち上がる。見ると、ノウトを殺そうとしたオークたちは皆、樹木に潰されていた。ノウトの肩の傷もカミルが癒してくれたのだろう。カミルが居なければ、もしかしたら死んでいたのかもしれない。
「助かった、カミル。本当にありがとう」
「無事で何よりですよ。それよりも──」
炎の壁が弱まっていき、段々と薄れていく。それに伴って煙が消えていった。
「オークは全員殺せたみたいだが」
「くっそぉ、なにこれまじでサイアク……」
見ると、リューリとミャーナがノウトの横に立っていて、ラウラやスクード、ダーシュたちも近くにいるのが分かった。
霧散していく煙のその向こうには、三人の人影が揺らめいていた。
初めに目に入ったのは派手な髪色のオークだ。ノウトがさっきまで戦っていたオーク達とは一線を期して図体が大きい。三メートル以上身長があるだろう。その肩に、誰かいる。担がれているのだ。
あれは、あれは───
「リア!!!」「エヴァ!!!」
ノウトとスクードの声が同時に鳴り響いた。リアとエヴァは気を失っているようだ。巨躯のオークの肩に倒れるように担がれている。
その隣には真っ黒なとんがり帽子を被った魔人の女が立っていた。すらりとした長身に露出度が高い服とも言えない黒い布のような何かを着ている。そいつの頭には大きな角が生えていて、それが帽子を貫通している。流麗な黒く長い髪が風に揺れていた。
そして、最後の一人は背の高い仮面の男だ。そいつには角は生えていなかった。少なくとも魔人ではない。
黒々とした軽装の鎧を着ていて、顔の上半分を隠すように真っ黒な仮面を付けている。そいつは、二つ、大きな何かを片手で担いでいた。箱のような、木製のそれは───そうだ。あれは棺桶だ。ミカエルの亡骸が入ってるもの。それにナナセの亡骸が入っている棺桶もまたそいつは軽々と担いでいる。
「はーはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!」
いきなり大声で高笑いを上げたものだから、ノウトらは驚きを隠せなかった。その瞬間、隣にいたラウラが物凄いスピードで駆けた。奴らを殺そうとしているんだ。気付けばミャーナもリューリも走っていた。
「いいぞ、大した度胸だ! オレは好きだぞ!」
男がとてつもなく大きな声で言った。
──この声、どこかで……。どこかで聞いたことがある。
ラウラたちは彼らとの距離を詰めたようにも見えた。しかし、どうしてだろうか。ラウラたちが彼らに触れることは叶わなかった。
ラウラが殴りかかろうとした拳は奴らの目の前で壁にぶつかったようにぴたりと止まる。ミャーナとリューリも同様だ。彼らの刃が仮面の男に辿り着くことは無かった。
「はっはっはっ!! だが無駄だ!! オレにそんなやわな攻撃は効かないぞ!」
男は棺桶を抱えていない方の手で人差し指をピンと立てて、それを前に倒すようにノウト達に向かって指差した。
「うぇっ……!?」
すると、ラウラ達は見えない何かに吹き飛ばされるようにこちらに飛ばされた。ノウトが《殺陣》を使ってミャーナをキャッチする。ラウラとリューリは自分で受身を取って、身を翻した。
「お前ら、何者だ!!」
ノウトが喉が掻き切れんばかりに叫ぶと、
「はっはっはっは! 久しき再会の時に、そんな言い方はないだろう。なぁ、ノウト」
ノウトがその言葉を上手く飲み込むよりも先に長身の男は、右手を顔に持っていって、その黒く澱んだ仮面を剥がした。
そして、大きく口を開けて、衝撃的な一言を言い放つ。
「オレはテオドール・フォン=ファガラウス!!! 不死王ファガラウスとは!! オレのことだ!!」
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