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バイバイ。

作者: ばんこ。

今度はきっと……。


誕生日ケーキ一つ残して

切れない繋がりを 無理矢理引きちぎって

欲しかったものを手に入れたのでしょう


平凡な毎日を捨てて

刺激を求めて 自分の幸せを追いかけて

あなたが選びとった道でしょう


今更 振り返らないでよ

置いて行ったのはそっちよ


知ってる? あれがトラウマになって自分の誕生日祝えないの

当たり前でしょ まさかあの時のケーキ喜んで食べたと思ってる?

あんなに大好きだったスイーツも今は大嫌い

私の楽しみをいくつも奪ったのよ


こんな所で泣かないでよ 私が悪いみたいじゃない


泣いていいのは私だけ

辛いのも 悲しいのも 恋しいのも 全部私だけのもの


でもひとつだけ良い事教えてあげる


理性では絶対に許さないあなたを

本能では無条件で求めてるのよ


嬉しいでしょ?


どんなに傷つけられても あなたは私の唯一無二のひと

この世でそんな存在は私だけだもんね


もう時間ね

ねえ? 最期だから言っておくね


生まれ変わっても あなたとはもう絶対会いたくないけど

もしも また 巡り合うことがあれば


今度は誰よりも愛してね


――お母さん――


さようなら







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― 新着の感想 ―
[良い点] この詩だけで、ひとつの物語がしっかりと形成されている。また、情景や心情が分かりやすく、最後のお母さんを他の者に返るだけでも、いろんな物語に変わるのも面白いと思いました❗(´・ω・`)✨きゅ…
[一言] こんばんは!つぶらやこーらです。作品を拝読しました! 母もまた、女ということですね。 正解がない世の中。自分の求めるものに手を出すのもありですね。 ただ、それを正解にできるだけの力があれ…
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