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2-3 「大地守」

「・・・や・・・つや・・・たつや!・・・立也!」


目を覚ますと、守に抱かれて心配そうに覗き込まれていた。あれれ、と立也は周りを見渡す。いつもの居間だった。黒い気配の痕跡など全然見受けられない。


「なんか、怖い夢見てたみたい」

「オレのほうが怖かったわ。ぐったりして全然起きないんだから」

「ごめん。なんか今日疲れてて」


そう、大分疲れていた。朝からずっと緊張していたし、試験もあった。カラオケでもずいぶんエネルギーを使った。夢でよかった、と思いつつ、一寸頷ききれないものを感じたが


「ホントびっくりさせんでくれよ、せんせっ!キャベツ買って来やしたぜ」


心からホッとした様子の父の笑顔と、その顔よりもおっきなキャベツを見て、立也も胸が温かくなった。



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